EARSETを5月末から使い始めて1ヶ月経った。
しばらく使ってみての感想を書いてみたいと思う。
使い始めの頃には感じられなかった部分も見えてきた。
この1ヶ月間、EARSET、E8、E4を何回も入れ替えながら使ってきた。
屋内ではどうか、騒音のある屋外ではどうか、iPhone以外との連携はどうか。
まずEARSETを1ヶ月使用してみて良かった点と悪かった点を並べていきたいと思う。
良かった点
- ワイヤレスは便利
- 音質がとても良い
- 耳へのフィット感が良い。
- 外の音も聞きとれる
- デザインが格好良い
- マルチペアリングが便利
悪かった点
- ケーブルがリモコン側(左側)に寄ってくる
- 耳へのフィット感が悪い
- 外の音が聞こえすぎる
- リモコンのボタン位置に戸惑う
- バッテリーが弱い
ワイヤレスは便利
それでは一つずつ書いていきたいと思う。
まずワイヤレス接続に関してだけどペアリングはかなり簡単。
最初に接続してしまえば次回からは電源を入れれば勝手に繋がる。
電源を入れてから音楽を聴くまでのスパンが短い事は本当にストレスなく使用できてまたこのイヤフォンを使いたいなという気にさせてくれる。
そして電車内などでiPhoneを使う事も多いのでこういう時にワイヤレスだと分離していてストレスフリーでiPhoneを使う事ができる。
音質がとても良い
このEARSETを使っていく事を決めたのがまさにこの音質面。
ワイヤレスとは思えないほどの高音質。
低音、中音、高音とどれもバランスよく聴かせてくれる。
特に高音は開放型のイヤフォンという事もあってとても綺麗に抜けてくれて聞いていて心地良い。
良く高音はサ行が刺さるという事もあるかもしれないが、これはとても高い音になっているにも関わらずサ行が刺さらない絶妙な音が出る。
この音質面に関しては視聴してもらえればビックリするはず。
耳へのフィット感が良い。
耳へのフィット感に関してだけど、前回の使い始めたばかりのレビューでは耳が痛くなるという事を書いたけど、実際は着け方が正しくなかったようで、慣れてくるとフィットできるポイントを見つけられるようになってくる。
そうするとカナル型とは違い、耳の閉塞感がなく、とても自然な感覚で着ける事ができるようになって痛みは全く出なくなった。
外の音も聞きとれる
外の音も聞き取れるというのはメリットでもありデメリットでもある。
これは好みの問題にはなってくるけど、僕は元々はカナル型の遮音性の高いものが好みだった。
外の音が全く聞こえないくらいにして音楽に没頭できる感覚が好きだったけど、これは逆に言えば外の音が聞こえなくて歩いている時だとかは結構危険でもあるので一長一短だと思う。
なので今回は良い方、悪い方の両方に書かせてもらった。
デザインが格好良い
デザイン面に関して。
このイヤフォンに限らず、B&Oの製品はとにかくデザイン面が秀逸だ。
中でもこのEARSETは昔の形を踏襲しながらも現代的な雰囲気を味わう事ができるとても格好良いデザインだと思う。
現在はホワイトもリリースされているが、僕個人は黒系が好きなのでこのグラファイトブラウンという配色もとても気に入っている。
マルチペアリングが便利
マルチペアリングはこれからどの機種にも搭載してほしい機能の一つ。
B&Oでは初めてなのかな。
それとも他のワイヤレス製品でもマルチペアリングが対応しているのかは不明。
ひとまず完全ワイヤレスイヤフォンのE8ではそれができなかった。
僕はiPhoneとMacBook Pro、iPadを並行して使う事が多く、iPhoneで音楽を聞いている最中にMacBook Proで見たい動画や聞きたい音楽が見つかった時にマルチペアリングに対応していないワイヤレスイヤフォンだと、iPhoneとのBluetoothペアリングを解除したりペアリングモードにしたりと煩わしい作業が必要になるんだけど、このマルチペアリングに対応していればiPhone、MacBook Proの両方にBluetooth接続をしておく事が出来て、片方の音楽を止めて、もう片方の製品で再生をすればその音声が流れ出すというとにかく便利な機能だ。
こういった細かい部分かもしれないけど備わっているだけでもその製品を積極的に使いたくなってくると思う。
ケーブルがリモコン側(左側)に寄ってくる
そして次に1ヶ月使って悪かった点。
左側のケーブルの途中にリモコンが装備されているんだけど、このリモコンの重さがあってか、歩いていたりすると段々とケーブルが左側に寄ってきてしまう。この状態になってから首を動かしたりするとケーブルが引っかかるようになって、手を首の後ろに回してケーブルを左右にバランスが取れるように右側に引っ張ったりする作業が結構ある。
これは1ヶ月使ってわかってきた事の一つだ。
耳へのフィット感が悪い
そして良い方には耳へのフィット感が良いと書いたけど、これはあくまでうまくフィットさせる事が出来た時だ。
結構このフィットする状態に持っていくまでにグリグリとイヤフォンを耳にあてがう作業が発生する。
そのフィットするまで探るのが少し大変に感じた。
外の音が聞こえすぎる
外の音が聞こえるというのも良い方にも書いたけど外の音が聞こえるという事はその分音楽が聞きづらくなる。
せっかく高音質で奏でる事ができるイヤフォンが外の音でかき消されてしまうのはとても勿体無い。
もちろん音量を上げればカバーできるけど、あまりに音を大きくしすぎて耳を痛めてしまっては元も子もない。
基本的に歩いている時くらいの騒音は大丈夫だ。
電車やバスの騒音にはとても辛い。
シーンを選ぶイヤフォンではあるなと感じる。
リモコンのボタン位置に戸惑う
リモコンのボタンはシンプルな同じ形の3つのボタンが並んでいる。
この3つのボタンが同じ形だからこそデザイン面は最高。
ただ操作性はどのボタンを押しているのかわからずに戸惑う事も多い。
例えば真ん中のボタンを押して電源を入れようとしても実は端のボタンを押し続けていて電源が入らない事に少ししてから気づくという残念な事に出くわす事もある。
バッテリーが弱い
一番の欠点はやはりバッテリーだと思う。
公表では5時間となっているけど、実際はもう少し短いような感覚。
押してそもそも5時間というのは短い。
毎回帰宅したら必ず充電するという作業が生まれ、もし忘れてしまった場合に聴こうとしても聞けない事が出てきてしまった時は辛い。
やはりバッテリーは長ければ長いほど良い気がする。
ただ、iPhoneだとバッテリー残量がステータスバーに表示されたり、USB-Cでの充電に対応しているので充電スピードはとても早いのでその部分は良いと思う。
1ヶ月B&O EARSETを使って見えてきた部分が色々とあった。
もちろんどの製品にも「完璧」なものは存在しないけど、自分が求めている機能やスペックに合った製品を見つけてもらえればと思う。
このEARSETが合う人は下記に該当する人が当てはまるんじゃないかな。
- とにかく音質を重視している人
- 引き締まった低音、綺麗な中高音が好きな人
- ワイヤレス製品が欲しい人
- デザインにこだわる人
- カナル型が苦手な人
- 外の音が聞こえていた方が良い人
- 充電作業が苦じゃない人
このEARSETを使用して更にB&Oが好きになった。
これからもこのEARSETを大切に使っていきたいと思う。
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