スマートスピーカーは便利?1年ほど使用した長期レビューをしてみる。
スマートスピーカーを使用し始めて早1年。
Appleがだいぶ出遅れてHomePodを投入したけどだいぶ遅かったと思う。
加えてまだまだSiriの精度が良くない。
そしてアメリカでは最初に投入したAmazon Echoが人気を博した。
そこから少し出遅れてGoogle Homeが参入した。
アメリカでは中々シェアを勝ち取れないと踏んだのか、日本においてのGoogle Homeの売り出し方は驚異的だった。
ビックカメラを中心に発売してまもなく半額で売り出したり、2台買ったらとんでもなく安くなったりととにかく一般層にまずはGoogle Homeを入手してもらおうと必死だったと思う。
現在はこのスマートスピーカーに付随して随分とスマートホーム化も進んできている。
僕の家でも電気にPhilips Hueを使用しているので細かな設定なくともすぐに電気のオンオフができるようになった。
今後はテレビやエアコンだとかもスマートスピーカーを通して動作できるようにしていきたいと思う。
今一番気になってるのは家の鍵かな。
Qrio Lockを中心とした鍵を解施錠できる商品。
これはまた生活を一段階便利にしてくれそうなのでマークしておきたい。
スマートスピーカーの話に戻る。
僕が使用しているスマートスピーカーは現在リビングにAmazon Echo Plus、そして作業部屋にはGoogle Home Miniを使っている。
本当はAmazonかGoogleか統一した方が良いんだろうけど現在も検証中なので両方とも使用している状況だ。
その前にはAmazon Echo DotとAmazon Echo、Google Homeも使用していた。
今気づいたけど旧型のこれらのモデルは全部試してたのか。
Amazon Echo Dotについて。
こちらは新型が先日リリースされたばかりだけど僕が使っていたのは旧型の方。


最近のガジェットは中身が本当にシンプルだ。

このAmazon Echo Dotは呼びかけると上の部分が青系のグラデーションで光るのが格好良い。
温かみのある部屋にはあまり合わない。
どちらかというと男性が住むような家には合うのかな。ガジェット感が強い製品。
ただとてもコンパクトなのであまりスペースを取らずに存在感も少ない。
そしてGoogle Home Miniと違ってこちらは物理ボタンが搭載されているのでわかりやすい。
ただ音質はGoogle Home Miniに比べて良くない。
これで音楽を聴こうとは到底思えない物だった。
ただBluetoothやステレオジャックがあるので他のスピーカーを経由して音楽を聴いてもらうという想定があったのかもしれない。
この辺りは新型になってかなり音質の改善ができているとの事。
あとは音声認識もあまり良くないかな。
続いてAmazon Echo。

これはEcho Dotに比べて大幅にサイズアップ。

Echo Dotとは違いファブリック素材を使用しているので少しガジェット感が薄れて部屋にも馴染みやすい印象を受ける。

こちらも上部の部分はEcho Dotとほぼ同じデザイン。
物理ボタンは使いやすい。
そして音質は十分に音楽を聴ける仕上がりにはなっていると思う。
それでも他のBluetoothスピーカーに比べるとまだまだ。
今回写真はないんだけどEcho Plusは更にサイズが大きく、音質は更に良い。
そしてEcho Plusにのみスマートホームハブが内蔵されている。
これはPhilips Hueだとかのハブを必要とするスマート家電を使用する時に別のハブ端末を買わなくともEcho Plus一台で役割を果たしてくれる。
これにより、現在自宅ではPhilips HueをこのEcho Plusだけで問題なくライトのオンオフができるようになっている。
続いてGoogle Home Mini。

こちらはEcho Dotに対抗した製品だ。
同じようにコンパクトで価格帯もほぼ同じ。

こちらに関してはEcho Dotと違い、ガジェット感が限りなく少ない。
本体上部はファブリック素材になっていてコンパクトなので色を選んだりすれば幅広い家の雰囲気に合うと思う。
色はこの画像のチョークとそしてチャコールとコーラル。更には新色のアクアも登場している。

Amazon Echoシリーズに比べてGoogle Homeは柔らかく、可愛らしい攻め方をしているなと感じる。
そしてそのファブリック素材から覗くLEDのサインが綺麗。
音質はGoogle Home Miniでも結構良くて、僕は現在パソコンの外部ディスプレイの下のスペースに置いてBluetooth接続で音楽を聴いたりYouTubeを見たりしている。
音の遅延も少なく、特に気にならずに使えて場所も取らないので重宝している。
上位版、Google Home。

こちらはAmazon Echoを意識した製品となっている。
Google Home Miniとは違い、Google Homeは下部がファブリック素材になっている。

Amazon Echoの「黒」に対し、Google Homeは「白」を基調とした製品。
デザインはどちらも好きだけど家に合うのはGoogle Homeの方じゃないかなと思う。
Google Home Mini同様、音声認識能力が高い。
違う部屋から呼んでも反応するのはすごい。
ただこちらの音質はAmazon Echoに比べると良くないと思う。
低音が強すぎてボワつきを感じる。
それでもGoogle Homeアプリを使ってイコライザで低音を下げて高音を持ち上げてあげれば十分音楽を聴ける音質に復活するのでぜひ試してもらいたい。
スマートスピーカーを並べてみた。

Google Home Miniと比べるとこのサイズ感。
良く見るとファブリック部分はGoogle HomeとGoogle Home Miniで色味など違っている。

Amazon Echoと比べるとこんな感じ。
やはりAmazon Echoの方が若干大きい。
同じスマートスピーカーでこれだけ色や形が違うと印象は随分変わる。
Google Homeの方は上部にボタンがなく、タッチやスワイプなどで音量の調整が可能。

3つ並べるとこんな感じ。
明らかにAmazon Echoだけガジェット感が強い。
Amazon EchoシリーズとGoogle Homシリーズはどっちが良い?
以上、外観などを見比べてきたけども一番大事なのは使い勝手。
それぞれに特徴はあるので僕が長期に使用した感想でまとめたいと思う。
Amazon Echoシリーズの良いところ
- 物理ボタンは扱いやすい。
- 音声を認識する時に光る青いグラデーションの光が格好良い。
- Echo Plusにはスマートホームハブ内蔵でそれだけでスマート家電を動かせる。
- ステレオジャックがついているので好みのスピーカーを接続して使用可能。
- 音質良好。
- Amazon Prime Musicが使用できる。
Amazon Echoシリーズの良くないところ
- 呼びかけた時に本体が光るけど音で反応はしてくれないのでちゃんと呼びかけに応えてくれているのかがわかりづらい。(呼びかける事が出来てると思って話し続けてたら反応してない事がある)
- スキルが豊富だけど全く使わない。
- 天気が実際の天気と随分違う事が多い。(雷注意報を言われる事がよくある)
- 音声認識能力が弱く、わからない事が多い。
- スマートスピーカーでAmazonを使っての買い物はしない。
Google Homeシリーズの良いところ
- 音声認識能力が高く、遠くからでも反応してくれる。
- Amazon Echoに比べて圧倒的に応えられる事が多い。
- 天気予報が正確で簡潔に答えてくれる。
- 呼びかけた時「ピコッ」と音で反応もしてくれるのでGoogle Homeを見なくても認識したかわかる。
Google Homeシリーズの良くないところ
- 音質がAmazon Echoシリーズに比べると良くない。(Google Home MiniとAmazon Echo Dotは逆)
- ハブがないのでスマート家電を使用する場合は別途ハブを購入する必要がある。
- Amazon Prime Musicが使用できない。
結論
今回多くのAmazon EchoシリーズとGoogle Homeシリーズを使ってみての僕の結論はGoogle Homeシリーズの方が良い!
一番は音声認識能力の高さだと思う。
呼びかけにもほぼ問題なく反応してくれて言葉の認識をしっかりしてくれて僕が求めている情報をしっかりと伝えてくれる。
実際スマートピーカーで便利な部分とスマートフォンやタブレットで事足りる部分があるのでその便利な部分にしっかりと応えてくれるのがGoogle Homeシリーズだと感じた。
もちろんデザインの好みや使いたいサービスによってこの答えが万人に共通するものではないんだけど少なくとも今後、僕はGoogle Homeシリーズを使っていくと思う。
もちろん先日リリースされたAmazon Echoシリーズの新型の物が改善している可能性はあるけれど基本的にはAI部分が改善されないと満足できなそうだ。
それでもAmazon Echoシリーズのデザインも格好良いので欲しくはなってしまうんだけど。
今後もスマートスピーカーとは長く付き合っていくと思うので付き合いながら動向をチェックしていきたいと思う。
そういえば最近はディスプレイがついたモデルが多く出てきているのでそれもとても気になってる。
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