HAPPY PLUGS Air 1の1ヶ月使用レビュー!
今回、スウェーデンのブランドHAPPY PLUGSさんから初の完全ワイヤレスイヤホン「Air 1」をご提供頂いた。
提供頂いた商品ではあるけどいつも通り良いところも悪いところも書いていくのでご安心を。
ファーストインプレッションも大事だけど、やはり使い込んでどう感じるかが大事だと思う。
今回1ヶ月ほど使い込んできたのでこのイヤホンの印象を書いていきたい。
Air Podsの爆発的ヒットにより、一気に完全ワイヤレスイヤホンの市場が広がった。
僕もB&O E8 2.0を愛用している。
そして今回紹介するのはスウェーデンのブランドHAPPY PLUGSの「Air 1」。
HAPPY PLUGSとは。
そもそもHAPPY PLUGSというブランドは”What Color Are You Today?”をコンセプトにファッション性に富んだスウェーデンのブランド。
デンマークブランドのB&Oといい、本当に北欧ブランドはオシャレなものが多い!
生産しているのはイヤホンだけではなく、スマートフォンケースや充電ケーブルなどのファッションアクセサリーも世界70ヶ国で販売している。
日本ではまだ馴染みが薄いかもしれないけど、既に様々な賞にノミネートされていたりと国際的な評価を獲得しているブランドなので、今後更に日本でも着用する方が増えるかも。
着用という表現を使ったけど、感覚的にはファッションとして扱うべき商品かなと思う。
洋服とのコーディネートの一環でイヤホンのカラーを選べるというのは新しい感覚なんじゃないかな。
しかも今回のAir 1はその外見だけじゃなく、しっかりと音質も良いからオススメ。
この商品、パッとみた感じはAir Podsにとても似ている。
ただAir Podsは白色だけなのに対し、このAir 1はカラーバリエーションが豊富!
これがこのブランドの強みの1つかなと思う。
最近では新色も追加され、現在は合計8つのカラーバリエーションがある。

右側のシンプルなパステルカラー、そして左側のマーブルカラーやレオパードなどファッションに合わせたり、ワンポイントとしても使える。
問題はかわいいカラーが多くて迷ってしまう点だ。
そしてぜひこの映像を見て欲しい。
とても丁寧に製造されている様子が映し出されていてこれを見てその商品を手に入れるとより豊かな所有感を感じられる。
まずは外観を見ていこう。

箱は以前のApple製品でも採用されていたクリアケースが使われている。
前面に商品が見えるデザインになっていて今回の商品名通り、イヤホンが空中に浮いているようなパッケージ。オシャレ。
クリアケース自体にはプリントの量は少なくシンプル。
この辺りは北欧デザインの上品さを感じる。

近づくとスペックがシンプルに記載されている。

裏面は男性モデルが着用しているビジュアル。
そこに機能面の説明など。

側面にもシンプルなアイコンと共に機能面の説明がなされている。

反対の側面。
そしてオープン!

まずは充電ケースとイヤホン本体が前面に出ている。

付属品は説明書、ステッカー、イヤホンの滑り止め用のシリコンラバースリーブ、Micro USBケーブル。

シリコンのラバースリーブはスポーツを行う際などにズレ防止になって良さそう。
僕自身は今のところ使用していない。

HAPPY PLUGSのステッカー。
MacBookに貼ろうかな。

Micro USBケーブル。
ここは最近充実してきた USB-Cケーブルが欲しかった。

説明書の他に、パンフレットも頂いた。
B&Oといい、本当に北欧デザインはオシャレにまとめる。

中身もシンプルかつ、しっかりと機能面の記載がされていて見やすい。
充電ケースを見ていく。

B&O E8 2.0を所有しているので少し比較しながら見ていきたいと思う。
こちらのAir 1はプラスチックでできていてカジュアルな印象を受ける。
ケース自体は薄く小さいのでパンツのポケットに入れても違和感はない。
所有感は薄いものの、このカジュアルさが気軽に持ち運び、使用できる事はメリットでもあると思う。
ただケース自体はサラサラとしていて手触りは良いものの滑りやすいのは注意。

暗くて見づらいけど「HAPPY PLUGS STOCKHOLM」と彫られている。
文字の色がケースと同系色なので非常にシンプル。

側面には充電時に点灯するLEDランプとMicro USB端子。ここにケーブルを刺して充電する。

ケースを開けてみるとこちらも外のプラスチックそのままにイヤホンを入れられるように象られている。
上部には技適マークやバッテリー容量などが記載されている。
こちらがイヤホン本体!

シンプルな光沢のある黒。
カラーが豊富なのが特徴だけど、僕が選んだのは無難なブラック。
AirPodsは白しか展開されていないので(次期AirPodsにはブラックが出ると言われているけど)せっかくなら僕も持ってみたいブラックを選んだ。

内側には充電ケースと接触する為の端子が見える。
形状としても結構AiRPodsに似た印象はあるけど、カラーの違いだけでもかなり印象が異なる。

下部の部分はマットブラックに切り替わっている。
充電ケースに入れてみた。

充電ケースにイヤホンを入れると充電している事を表すLEDランプが点灯する。

充電ケースの真ん中にはAIR1と刻印されている。

磁石が内蔵されているのでズレる事もなくしっかりとイヤホンが吸い込まれてハマっていく。
この感触はとても気持ち良い。
実際に1ヶ月ほど使用してみてどうか。
外観はこんな感じだった。
デザイン面は申し分ないほどシンプルで、ケースも小型、イヤホンもカラーバリエーションが多くデザイン性も高い。
そして大事なのはイヤホンの音質と完全ワイヤレスイヤホンだからこその使い勝手やバッテリーの持ちなどが大事になってくるので使用してみての感想を述べたいと思う。
まずは音質。
B&O E8 2.0を使用していてその音質がとても良かったので、できるだけこのAir 1には期待しないようにしていたんだけど、良かった。
解像感はE8に比べると劣るものの、カナル型イヤホンではなく開放型のイヤホンなので音の抜けがとても良く篭った音を感じる事は少ない。
アプリなどによるイコライザには対応していない。
iPhoneを使用して聴いているけどiPhone本体には純正のイコライザはあるが、あまり好みの設定がないので基本的にはそのままの音質で聴いている。
基本的にはフラットな音質ではあると思う。それでもどちらかと言うと低音寄りかな。
それでいて低音の締まった音は「おっ!良い感じ」と思った。
近年ではイヤホンのほとんどがカナル型になっている為、今一度開放型の良さというのも知ってもらいたいなと思う逸品だった。
開放型のメリットとしては
- 装着感があまりないので圧迫感を感じにくい。
- 外の音がそのまま入っているので歩きながら聴く分にも危険度が軽減できる。
- カナル型に比べて音場が広く、音全体が明瞭で広がりを感じる事ができる。
もちろんデメリットもある。1番のデメリットとしては外の音がそのまま入ってきてしまって音楽に集中できない。音楽を聴くために音量を大きくしなきゃいけないって事だと思う。
これにより現在の主流はカナル型になっているんだと思う。
それでも逆に外の音も聞ける状態にしておきたいというニーズもあるようなのでそういった方には特におすすめできる。
音質に関しても一度開放型の音質の良さは感じてもらいたいなと思う。
以前にもレビューさせてもらったB&OのEARSETも開放型で素晴らしい音質だった。
完全ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手。
次に大切になってくるのが完全ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手。
まず、現在有線で使用している方にはこの完全ワイヤレスイヤホンの良さを知ってもらいたい。
もちろん音質を重視して有線でイヤホンを使用している方のコダワリもとても理解できるが、この完全ワイヤレスイヤホンの使い勝手を知ってしまって移行した人も多い。
それくらい、Bluetooth接続でしかもケーブルがないイヤホンというのは画期的で大きな市場を獲得した分野だと思う。
その完全ワイヤレスイヤホンで重要になってくるのが接続に関して。
この接続が良く途切れてしまうとなると、いくら良い完全ワイヤレスイヤホンでも一気に評価を落としてしまう。
E8はNFMIという接続方式を採用している事もあり、混雑している場所においてはたまーに一瞬プツッと切れてしまう事はあるもののほとんど気にならない。
そしてこのAir 1においても接続感度は優秀な方だと言えると思う。
特に接続デバイスと接続を続けられる距離においてはE8よりも優れていると思う。
いつもはiMacに接続してそのまま部屋を移動したりする事もあるけれどE8よりも遠くに行っても接続が切れない。
外ではこの使い勝手というのはあまり必要とする場面は少ないかもしれないけど家の中ではとても有効。
またマルチペアリングには対応しているものの、マルチポイントには対応していなかった。
マルチペアリングは一度接続したデバイスを記憶しておいてくれて、次回接続が切れている状態でもデバイス側で接続すればスムーズに繋がるというもの。
この機能に関しては多くのBluetoothイヤホンで採用されてはいる。
問題はマルチポイントだ。
マルチポイントは同時に複数デバイスと接続できる事。
これにより、例えばiPhoneとiMacに同時に繋がっている状態でiPhoneで音楽を聴いていたとする。
そしてiMacで観たい動画が見つかった場合にiPhoneの音楽を停止して、そのままiMac側に表示されている動画を流せば、その動画の音声がイヤホンで聴けるというもの。
この機能はかなり使い勝手が良い。
E8では対応している。ただうまく動作しない事もあるけど。
それに対してAir 1は対応していないのでその辺りの接続の切り替えは少し煩わしい。
もう1つの問題点。
iMacで接続していた場合に2回目以降使用する際に音が途切れ途切れになってしまう。
原因はわからないんだけど、iPhoneではこの現象は起きていないので機器との相性にもよるところもあると思う。
iMacで2回目以降使用する場合は一度自動で接続されてから一回接続を解除して再度接続する必要があった。
この一連の動作は大体10秒くらいでできるんだけど、切断→再接続というのはやはり煩わしい。
他のBluetoothデバイスとの干渉もあったりする事なのかもしれない。
現在はHHKB BTとMagicTrackpad2とGoogle Home miniを繋いでいる状況なので僕だけの環境で起きている可能性もある。
もう1つはケースとイヤホンが滑りやすい事だ。
特にケースの方は艶消しのプラスチックになっているからか、かなりサラサラしていて蓋を開ける時に滑って落としてしまう事がある。
開ける時には指の腹で開けるのではなく、爪を溝に引っ掛けて開けるとスムーズにできる。
バッテリーに関して。
1回の充電で約3.5時間、充電ケースと併用で最長14時間再生できるので全く問題はないなと感じる。
意外にあまりバッテリーの持ちが良すぎると「まだ充電しなくて良いか」と充電を疎かにして持ち出そうとしたらバッテリーが切れていたという事もあるのでこのくらいが良い塩梅なんだと思う。
充電時間に関してもイヤホンだけで約1時間、充電ケースは約2時間ほどで完了するのでとても良い。
そしてもし、出かける前に少しの時間があれば急速充電にも対応しているので安心。
約15分の急速充電で約45分、音楽再生ができる。
サイズに関して。
サイズは51×63×20mmなのでとても小さく薄い。そして重さは35gなのでとても軽い。
基本的には男性の方だと荷物を持たずにポケットに入れておきたいという方も多いと思う。
その時に大事になるのが厚さ。
それが20mmしかないので難なくポケットに入れられると思う。
装着性の良さは大きなメリット。
先ほど開放型の良さについても書いたけど、その開放型の形ゆえに、装着性の良さは本当に良い。
イヤホン1個3.75gなので装着している事を忘れてしまうほどかもしれない。
これがカナル型になるとやはりそうはいかない。
耳の中に入れるので遮音性が高い分、圧迫感がある。
気軽に音楽を聴きたい場合や長時間の使用にはこの開放型のAir 1が最適だと思う。
AirPodsのように耳に引っ掛けて使うようなイヤホンなのでポロっと落ちてしまうんじゃないかと懸念したけど走ったりしてみても落ちる事なくフィットする。
また、防滴仕様にもなっているので汗や水滴にも強いからランニングなどのスポーツをする時に装着していても安心。
それでももしやはりズレたり落ちてしまうという事があればシリコンのラバースリーブを付ければ問題が解決すると思う。
サイズ調整や落下を防止する効果もあるが、それ以上に密閉性を高めて音質が向上する。
AirPodsと比べてどうか。
Ankerなどからもこういった形状のイヤホンは出ているけど、やはり一番気になるのはAirPodsとの違いだと思う。
AirPodsは現在ワイヤレス充電にも対応したモデルが出ているのでその面は一段勝っていると思う。
また他のApple製品との連携はとても良い。
ただ、それ以外で考えるとカラーバリエーションの多さ、価格、音質などを考えると十分に Air 1が優っているところもあると思う。
音質に関しては甲乙付け難いほどになっているのでやはりAirPodsの価格面が引っかかるようであればAir 1がオススメ。
価格はAirPodsがワイヤレス充電対応のものだと25070円(2019年10月現在)、Air 1が9173円(2019年10月現在)とかなり大きな違いとなっている。
- カラーバリエーションが豊富
- 音質は甲乙付け難い
- 価格は半額以下
以上のことからやはりAir 1はコスパに優れた良い商品だと思う。
これが僕がHAPPY PLUGS Air 1を1ヶ月使用してみて感じた感想。
少しでも参考になってくれていたら嬉しいな。
AirPods以上のコスパの高さとカラバリによる選ぶ楽しさは魅力的だと思う。
参考になりました!ありがとうございます^_^
こちらこそありがとうございます!嬉しいです。