後継機もやはり最高だった。ETYMOTIC RESEARCH ER-4SR長期使用レビュー。

ETYMOTIC RESEARCH ER-4SR長期使用レビュー。

ETYMOTIC RESEARCHというブランドをご存知でしょうか。

ヘッドホンやイヤホンが流行り出し始めた時に高音質ブランドとして名を馳せたブランドです。

その代表的な製品がER-4S。

発売したのは2005年と古く、既に15年の月日が流れています。

それでもこの製品はの音はモニター系イヤホンでシングルBAにも関わらずとても繊細で高音質な音を奏でてくれてイヤホンファンからは高い信頼を持ったイヤホンでした。

そんなイヤホンの後継機が2016年にER-4SRとER-4XRとして発売されました。

ER-4SRがER-4Sの正統な後継機でER-4XRはユーザーからリクエストが多かったという低音を強化したモデルになっています。

僕は低音に関しては最低限締まった音が出ていれば十分なタイプでどちらかというと中高音域を重視するので今回正統進化したER-4SRを手に入れました。

飛行機に乗る際にはノイズキャンセリングヘッドホンを重宝していましたが、やはり普段使いではとても取り回しが悪かったのでイヤホンで抜群の遮音性を考えた時にER-4Sの良さを思い出して今回ER-4SRにしてみたという経緯があります。

また、現在普段使いはAirPods Proを使用しているのでこのER-4SRは長時間同じ場所で音楽を聴く時に使用しています。

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2020年2月16日

また新幹線くらいの時間であれば聴き疲れや耳への負担なども少ないと思うので問題ないのですが、飛行機でアメリカやヨーロッパに行く際には10時間以上のフライトになるので、基本的にはAirPods Proを使用してバッテリーが切れた際にER-4SRを1時間ほど切り替えて使用して、その後また充電を終えたAirPods Proに切り替えていく運用にしていこうかと目論んでいます。

どちらにしてもヘッドホンを持ち運ぶよりも圧倒的に荷物が軽くなるので取り回しと高音質の両方を手に入れられてとても満足しています。

早速そのER-4SR本体の紹介や使用感、アクセサリなどについて紹介していきたいと思います。

外箱は大きめ。

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外箱はイヤホンのパッケージとは思えないほどの大きさです。

以前の箱に比べるとかなり格好良くはなりました。

Apple製品などとは違った雰囲気のパッケージですね。

黒を基調にしています。

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箱を開けるとハードケースが。

これもイヤホンケースとは思えないほどのサイズ感です。

ただ、作りはとてもしっかりしていて所有欲を満たしてくれるケースだなと感じます。

真ん中に「ETYMOTIC」と浮き彫りになった刻印があります。

色は付いていないので主張していなくて格好良いです。

それでもこのサイズだとヘッドホンを持ち歩きたくないからイヤホンにしたのに本末転倒になってしまうのでサイズが3分の1ほどの社外品のケースを今は使用しています。

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中を開けるとメッシュになったポケットがいくつもあって様々なアクセサリを一緒に収納できるようになっています。

今回は中古品を手に入れた為、イヤーチップなどが全て揃っていないのですが、本来の付属品は下記のものが入っているそうですよ。

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  • イヤホン本体
  • 1.5m着脱式ケーブル、3.5mmステレオミニプラグ(金メッキ)
  • 6.3mmステレオ標準変換プラグ
  • イヤーチップ各種
  • フィルターチェンジングツール
  • シャツクリップ
  • 専用ケース
  • コンプライアンスグラフ(エンジニアサイン入り)
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僕のはイヤーチップが随分欠品していましたが、基本的には3段フランジしか使わないので問題なしです。

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その為、3段フランジのイヤーチップは買い足しました。

価格はAmazonで1600円になっています。

5ペア入っているので相当長く使えると思います。

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そしてこちらがイヤホン本体のER-4SRです!

以前のER-4Sに比べてかなり筐体が格好良くなっています。

今回はアルマイト加工を施したシンプルなストレート型のアルミ製ボディになっています。

また今回はMMCXコネクタになっているのでリケーブルも容易にはできるのですが、残念な事に端子部の作りが深いので上手く噛み合わないMMCXケーブルの方が多い印象です。

今現在はリケーブルはしていませんが、この純正のケーブルはかなりしなやかになって扱いやすくなったとはいえ、個人的には1.5mは長すぎるのでやはりこれよりも短いケーブルを使用したいなと思っています。

仕様は下記の通りです。

  • カナル型イヤホン
  • スタジオリファレンス・モデル
  • ドライバー:バランスド・アーマチュア×1基
  • 再生周波数特性:20~16,000Hz
  • インピーダンス:45Ω
  • 感度:98dB(@1kHz、SPL at 0.1v)
  • 最大出力音圧:122dB SPL
  • プラグ形状:ステレオミニプラグ
  • ケーブル:約1.5m(着脱式)

バランスド・アーマチュア×1基というのはやはりロマンがありますね。

高い製品は大体4基とか積んだマルチBA仕様がほとんどですが、このシングルBAというのはやはり味付けがシンプルで原音に忠実な音を奏でてくれます。

また以前のER-4Sに比べてインピーダンスが100Ωから45Ωに下がったのも特徴的です。

これによりスマートフォンでも音量を十分に出せるようになりました。

またより大きな出力音圧レベルと一層磨き抜かれた高い原音再生力を実現しています。

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以前はボディはマットな無地のものでしたが、今回はロゴも入っています。

ロゴが入ると煩く感じてしまうかと思いきや逆に格好良くなっています。

本当にER-4Sの筐体はラジオに付いているような古めかしいデザインのイヤホンだったのでこれだけでかなり所有欲というのは変わってくると思います。

先ほどご紹介したマットなグレーの3段フランジが以前は合っていたはずなんですが、現在はこのクリアタイプの3段フランジの方が耳にフィットして愛用しています。

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イヤホンケーブルの中間のところにはETYMOTICと入ったロゴの接続部があります。

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3.5mmステレオミニプラグは時に何の変哲もないデザインですね。

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これは付属品ではないのですが、シャツクリップがないので代わりにZERO AUDIOのマグネット式のクリップを使用しています。

これでケーブルがぶらぶらする事を防いでくれます。

実際のER-4SRの使用感

ここからはスペックなどに頼らずに実際に僕が使用してみて感じた、音質や装着感、使い勝手などに関して買いていきたいと思います。

結論から言うととても満足できる商品です。

ER-4Sの原音再生力を忠実に引き継ぎながら音場を広げよりダイナミックな音の作り方になっています。

音質

まず僕が使用しているのがiPhone 11 Pro MAXで高音質なDAPは使用していないという事をご了承ください。

このイヤホンを使うにあたってかなり邪道なんだと思います。

気持ち的にはすでにBluetoothケーブルに変えたいなと思っているほど邪道です笑

それでもこのイヤホンは他を圧倒する音質に感じる事ができたので書いていきます。

高音だけで言うならER-4Sの方が伸びやかな高音にはなっているかもしれません。

ただこのER-4SRでも高音が潰れているわけではなく十分な伸びがありとても綺麗。

サ行が刺さるような事もなくギリギリのところを攻められています。

そして圧倒的な解像感で気持ちよくそれぞれの音を分離してくれてシンバルのような金属音もとても気持ち良いです。

音場は程よく広くなり、以前のER-4Sのような狭さは感じられません。

また個人的に驚いたのは低音でした。

一つ一つの低音のキレがすごいんです!

とにかく締まった低音は最高でした。

他のイヤホンと聴き比べてもこの締まった低音は圧倒的でやみつきになりました。

このイヤホンに求めていた部分はとにかく音質だったのでこれなら使っていきたいと思わせられる十分なイヤホンでした。

この部分を満たさなかったらAirPods Proで良いやとなりますもんね。

実際にAirPods Proをメインでは使用していますが、ここぞという時に「あー良い音で聴きたい」としっかり思わせてくれてこのER-4SRに付け替えるという気持ちにしっかり切り替わります。

装着感

このイヤホンの肝はとにかくこの装着感だと思います。

これが合う人は中途半端なカナル型に戻る事はできないですし、合わない人はずっと3段フランジを使う事はないと思います。

また、結構な人数の方が上手く装着できていなくて本来の音を出す事ができていないようです。

この3段フランジを耳の鼓膜近くまで挿し込むので初めはとにかく痛かったりします。

最初はこりゃだめだと思う方も多いはずです。

それでも少し我慢して装着していくと段々とフィットしていく感覚を覚え、挙げ句の果てにはこの装着感でないと気持ち悪くなるほどになるかもしれません。

かなり耳の奥深くまで差し込む為、遮音性は抜群です。

飛行機でも使用を推奨されているほどなので、しっかりと音楽と向き合う事ができます。

使い勝手

どうしても最近は完全ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンに慣れてきてしまった為、有線はとにかく取り回しが悪いです。

音質を重視するなら仕方ない事なんですが。

それでも最近はSHUREなどもBluetoothケーブルというの発売していて、ETYMOTIC RESEARCHもBluetoothケーブルを発表しました。

なのでこのBluetoothケーブルを使用した場合の音質の劣化がどのくらいなのかというのが気になっています。

基本的には間違いなく取り回しは良くなりますからね。

それくらい有線は厳しいなと感じています。

またケーブルの長さも問題があるんだろうなと思います。

純正のケーブルは1.5mあって、普段は右のパンツポケットにiPhoneを入れてそこからケーブルが出ている状態なんですが、1.5mは長いです。

せめて1.2mになったら良いなと思います。

それでもケーブル自体はかなりしなやかになり扱いやすくなりました。

以前のER-4Sのケーブルはとにかく固くて変に癖づいて絡まりやすく、タッチノイズも酷かったです。

このER-4SRに関してもタッチノイズは無くなっていませんがそれでも以前に比べれば改善しています。

シャツクリップはやはり使用した方が良いでしょうね。

SHURE掛けに関してはやはりあまり適していなくて装着する時に煩わしいので一度試してきり、やっていません。

あとは左右どちらのイヤホンなのか探すのが少し大変です。

一応、コネクタ部分に「R」と「L」の印はあるのですが同系色なので見づらい。

ただ、これに白などで色が付いているのも多分嫌いなのでこれで良いとは思います。

まとめ

とにかく良いイヤホンです。

ER-4Sユーザーの方はあの硬い音質が好きで、中々このER-4SRを受け入れてもらうのが難しいかと思いますが、11年経って発売された商品だけあってより、リスニングにも使え、使い勝手も向上しているので新たなモニターイヤホンとして持っておくのはオススメです。

ER-4Sを試した事がなくて他のブランドのイヤホンを使用していて新たなイヤホンを探しているという方にはぜひ一度視聴してみる事をオススメします。

  • 解像感を求める方
  • マルチBAに慣れてしまっている方
  • 音の分離感を求める方
  • モニターイヤホンが好きな方
  • 低音よりも中高音域がお好きな方

にはとても良いイヤホンに感じて頂けるのではと思います。

イヤホンもキーボード同様、沼が存在します。

イーイヤホンとかに行っても、本当に無数のイヤホンやヘッドホンが存在し、また新製品が毎月追加されていく。

そして更にリケーブルをすれば音質が変わる、DAPを変えれば音質が良い、新たな機能を搭載した製品が発売される。それでいて人によって音質の好みが違う。

まさに沼です。

そんな沼の中でも全体的な評価も高いこのER-4SRは持っておいて損のない一台だと思いますのでぜひお試しになってみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。









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