REALFORCE R2A-JP4-BK使用レビュー。
こんにちは!プロフットバッグプレイヤーの石田太志(@TLOG0405)です。
HHKBにどっぷりハマった僕は他の静電容量無接点方式も試したくなりました。
そしてHHKB以上に王道であり最高峰として名高いREALFORCEの最新モデルR2A-JP4-BKの使用レビューを書いていきたいと思います。
HHKBのコンパクトさも魅力的ですが、たまに数字を多く入力する作業の時はテンキーが欲しくなります。
2017年12月7日に旧モデルから進化して発売されました。
今調べてて2年半も前!?と驚きました。新発売と書こうとしたのに。
時の流れは早い。
この旧モデルから進化したR2A-JP4-BKの他にもテンキーレスモデルや多くの種類のREALFORCEが発売されています。
正直、これだけあると本当に迷います。
中々店頭で触っているだけではわからないもんなんですよね。
基本的にはいつも使っているデスクでいつもの机、椅子の高さで打ってみないとわかりません。
実際店頭で試打した感覚とは全く違います。
というわけで今回選んだR2A-JP4-BKはテンキーがある112キーのフルキーボード、スイッチのオン位置を調節できるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能搭載、押下圧は45g、日本語配列です。
他には静音モデルや変荷重モデルなども出ています。とにかく迷います。
環境によって全然感覚が違いますが、それでも店頭で何度も色々なREALFORCEを試打してみた方がいいです。
外箱から見ていきます。
黒を基調に赤の差し色が際立つ箱です。
またHHKBの箱とは違う雰囲気です。
箱のキーボードのイラストは無刻印になっていますが、REALFORCEでは無刻印モデルは出ていません。
背面にはこのキーボードの特徴が掲載されています。
側面にはこの型の仕様が掲載されています。
表の箱を取ると中は非光沢の箱が現れます。
個人的にはやっぱりこの光沢のある黒よりも、このマットな黒が好き。
その箱を開けると本体が登場!
キースペーサーもあります。
フルキーボードはやはりでかい!HHKBに比べて迫力がありますね。
最初の所有欲としてはこういった大きい筐体は迫力があって満たされます。
こちらが付属品。
キースペーサーとキートッププラー、そしてCtrlとCapsLockのキートップも付属しています。
十分、充実の内容だと思います。
そしてこちらがREALFORCER2A-JP4-BK本体!
HHKB同様、真っ黒というよりはマットな墨色で格好良いです。
少しHHKBの墨に比べて明るめな気はします。
墨色ですが、少し明るめ、薄めの色味なので印字はしっかりと見えますね。
もちろん白やアイボリーに比べると見辛さはありますが、デザインを考慮すると十分だと思います。
色味が薄いからなのか、ちょっと粉っぽい、白さもあります。
日本語配列のモデルですがHHKBの日本語配列に比べるとスペースキーは長めにとられていますね。
テンキーがキーボードについているのはやはり便利で良いですね。
数字を打つのは本当に手軽になります。
この部分だけのテンキーのREALFORCEも販売されていますが、それ単体だと1万円以上するのでこのテンキー付きはお得感もあります。
右上の4つのキー部分はシルバーになっています。他のレビューにもありますが、この部分をアクセントという表現もできますがあまり好きではないです笑
ケーブルは1.6mあり、本体に直接接続されているので他のケーブルに交換することが出来ないのが残念です。
個人的には長すぎます。
本体背面部分。
真っ新なブラックの筐体で背面もスッキリしていますね。
滑り止めもHHKBと同じ形状のものが付いています。
この滑り止めはしっかりとホールドしてくれるので良い感じです。
旧モデルよりも面積を4倍に増やしています。
チルトスタンド底面にもソフトな樹脂素材を採用して、ガラス面など光沢のあるデスク上でも入力中にキーボードが位置ずれしにくく安定性が向上しています。
またキーボードのケーブル取り出し口もあります。
こちらは背面中央部分。
キーボードのケーブル取り出し口は左右側面だけでなく今回から上側面を加えた3方向から取り出せるようになり、設置場所に応じて最適なケーブルの配線ができます。
もちろん右側にも同じように配置されています。
R2A-JP4-BKの主な特徴について
R2A-JP4-BKは新型というだけあって旧モデルに比べて多くの新しい機能が搭載されています。
スイッチのオン位置を調節できるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能
これは東プレ独自のAPC機能により、通常のメカニカルキースイッチより最大25%高速入力できるようになります。
各キースイッチのオン位置が1.5mm、2.2mm、3mmの3段階で調節できるため、キースイッチの反応速度を最適化できます。
例えば、素早く入力したいキーは1.5mmに、不意の誤入力を防止したいキーは3mmに設定できます。
色替え可能なインジケーター
LED色:青色 オン位置:全キー1.5mm〈素早い入力〉
LED色:緑色 オン位置:全キー2.2mm〈通常の入力〉
LED色:赤色 オン位置:全キー3.0mm〈誤入力防止〉
LED色:白色 オン位置:各キーカスタマイズ〈素早い入力と誤入力防止〉
CapsLockやNumLockなどの状況を知らせるインジケーターのLEDの色をキーボードの操作によりお好みに応じて7色から選んでカスタマイズでき、LEDの明るさも調節できます。
APCキーの操作で3段階のオン位置を選ぶことができ、LEDインジケーターの色でオン位置設定の確認ができます。
キースペーサーによりチューニングが可能
付属されている2mmと3mm厚の一体型キースペーサー2種類とキートッププラーを付属し、APC機能設定に応じてキートップの下に一体型キースペーサーを設置することで、キーストロークの戻りが早くなり、より素早いキー入力を実現できます。
両方とも試してみましたが、個人的にはこのキースペーサーがない方がやりやすいですね。
かなりキーストロークが浅くなってしまって違和感がすごいです。
確かにタイピングスピードは速くなるのですが。
打ち心地はあまり好きではありませんでした。
同時押ししても全て入力されます。
フルNキーロールオーバー対応なので高速入力時に同時押しの様な入力をしてもすべて入力されます。
これもタイピングが相当早い人には必須の機能だと思います。
僕に関してはまだそこまでの実力には至っていない気がします。
圧倒的に高い耐久性
5000万回のキー入力耐久試験をクリアしています。
これはもう普通に使ってる分には壊れないんじゃないかと思えるほどの耐久性が備わっています。
10年以上使っているという方もザラにいるようです。
それでも毎回新型が出ると欲しくなっちゃうんですよね。
押下圧はALL45g
こちらのR2A-JP4-BKというモデルは押下圧が全て45gに統一されています。
45gというのは静電容量無接点方式の中では標準的な押下圧です。
その他には
30gという軽量のものや変荷重のモデルもあります。
小指など、弱い力になってしまう部分のキー荷重を軽くすることで疲れを軽減する特徴があります。
僕は荷重が場所によって変わってしまうのは気持ち悪かった為、ALL45gのモデルを選びました。
実際に使用してみて
スペックも大事ではありますが、とにかくこの使用感というものをお伝えすることが一番皆さんの参考になると思っているので書いていきたいと思います。
デザインについて
HHKB同様の墨色でとても日本語配列モデルでも印字に「かな」がなくスッキリしていてとても格好良いです。ほぼ不満はないのですが、唯一の不満としては右上のシルバーに色が切り替わっている部分です。
全て黒、墨色の筐体に統一してもらえれば良かったのになと思います。
アクセントとというよりは少し浮いてしまっている印象を持ちます。
ケーブル部分が長い
そして取り外しができないことがマイナス点です。
Bluetoothモデルがないのも残念なことの一つです。
現在使用しているHHKB Professional HYBRIDは有線、無線の両方に対応していて本当に活躍する場が増えました。
それだけにREALFORCEは無線モデルが発売されていないのは個人的には厳しいです。
もちろん有線の安心感もあるのですが。
せめてケーブルは短いものに変えたくなるほど長いので取り外しが可能なようにして欲しかったと思います。
フルキーボードについて
フルキーボードについてですが、テンキーが付いているのは数字を入力する際にはとても使い勝手は良いです。
ただ、HHKBに慣れすぎていたせいか、中々手を右に持っていってテンキーを操作する事を忘れてしまうんですよね。
いつも通り、上にある数字キーで操作してしまう事が多かったです。
それだけ手を右に持っていく行為も煩わしくなってしまっているんだと思います。
そしてフルキーボードの致命的な点はやはりそのテンキーよりも更に右に配置しなければいけないトラックパッドやマウスを操作する時の遠さです。
とにかく遠い!
キーボードで文字を打っていて、マウスやトラックパッドを操作する為に手を大きく右に持っていってまたキーボードに戻る。
この行為が遠すぎてとても非効率に感じるようになってしまいます。
こういった不満を持つ方が多いからこそテンキーレスモデルやHHKBモデルのようなコンパクトモデルを求める方も出てくるんだなと学びました。
そしてフルキーボードは筐体が多すぎてデスクのスペースをかなり取ってしまいます。
これにより、何か書き物をする時にキーボードを退けるのも一苦労です。
こういった物理的にデスクスペースを埋められちゃうのは嫌でした。
色々とデメリットを書いていきましたが、逆にメリットも書いていきたいと思います。
打鍵感はキースペーサーを使わなければとても良いです。
HHKBとはまた違った打鍵感です。
HHKBよりもタクタイルが強い印象です。スイッチを押しているようにカチッカチッと音がします。
スコスコとはまた違った雰囲気。
ちなみに同じ東プレの静電容量無接点方式が採用されているセブン銀行のATMの打鍵感ともまた違います。
あちらの方がソフトタクタイルです。
これは色にも関係してくると思います。
HHKBもそうですが、墨色は少しスイッチ感が強いと言いますか、打鍵感がカチッカチッとしっかりとした感触があるのが大きな特徴です。
HHKBの打鍵感と違うのは鉄板が入っているからというのもあるかと思います。
跳ね返りがしっかりしています。
この辺りは好みになってきますね。
よりしっかりしたタクタイルが欲しい方にはこのR2A-JP4-BKは合っていると思います。
テンキーを多用する方にもこのモデルは間違いないと思います。
数字を多く打つ場合にはやはりこのテンキーの存在はありがたいです。
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)の存在に関しては無くてもそんなに困らないと思います。
ただ確かに色々と調節できる事で自分の好みに近づける選択肢が増えることはとても良いことです。
これにより打鍵スピードはかなり変わってくるのでキースペーサー含め、カスタマイズ性に魅力を感じる方にもオススメできます。
モデル選びは大変
REALFORCEは本当に多くのモデルが発売されていてとても迷うと思います。
しかもそのモデルによって打鍵感も変わってくるので大変です。
それでも下記の項目を目安に自分の好みを選んでもらえれば自ずと必要なモデルは絞られてくると思うので参考にしてみてください。
- 英語配列か日本語配列か
- 押下圧は何gが良いか
- 非静音と静音のどちらが良いか
- 色は墨とアイボリーどちらが良いか
- テンキー付きのフルキーボードとテンキーレスキーボードどちらが良いか
この辺りになってくると思います。
またAPCを搭載していないモデルもあり、その場合はキートップの印字がレーザー印刷になってしまいます。
個人的なオススメは昇華印刷です。
昇華印刷だとほとんどキーの印字が消えることは無いと思います。
その昇華印刷を求めて僕はR2A-JP4-BKを選びました。
まとめ
今回はHHKBと同じ静電容量無接点方式のキーボードREALFORCEの新モデルR2A-JP4-BKを紹介させて頂きました。
今は僕が購入した当初は日本語配列のフルキーボードのみでしたが、現在は英語配列でテンキーレスも発売され本当に多くのモデルが選び放題になっているのでぜひ気が済むまで悩んで購入して頂ければと思います。
基本的にはHHKBかこのREALFORCEがキーボードの着地点だと思っています。
自作キーボードに行くとそこはもう沼なのでエンドゲームと呼ばれる言葉がありながらも着地点はないと思います。
キーボードは仕事やプライベートでよく使う方であれば良いものを使っておくのは重要だと思います。
とても高いけどマットレスを買う感覚に似ています。
安いのがあるから中々手を出さないけど、実は触れている時間が長いから良いものを使う事は重要だと感じます。
ぜひ悩みに悩んで最高の1台を手に入れてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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