B&Oサウンドをしっかり楽しむ。B&O Beoplay E4長期使用レビュー。
こんにちは!プロフットバッグプレイヤーの石田太志(@TLOG0405)です。
僕は色々なB&Oの製品を使用してきました。
最近ではリリースされる商品はワイヤレス製品でB&Oサウンドが楽しめるという、利便性と音の良さ、両方にアプローチした製品が多く出ています。
ただ、やはり音質を重視するなら有線が一番です。
有線はやはり音楽を再生するプレーヤーと繋がった状態な為、取り回しは不便です。
それを犠牲にしてでもより良い音を楽しみたいという方にとってこのノイズキャンセリング付きイヤホンであるE4はとても良い商品だと思いますので使用感や音質など含めレビューしたいと思います。
まずは外箱から。
B&Oの製品はApple製品同様にパッケージデザインも統一されていてとても気持ち良いです。
こちらのパッケージも商品デザインがプリントされながらもとてもシンプル。
さすが北欧のブランド。北欧デザインが踏襲されています。
付属品はこちら。
- Beoplay E4イヤフォン
- T-200 ComplyTM イヤーチップ (M)
- シリコン製イヤーチップ (XS/S/M/L)
- 機内用アダプター
- 携帯用ポーチ
- クイックスタートガイド
- 充電用 USB-Micro USB ケーブル
特徴的なのは通常のシリコンイヤーピースに加え、B&OのイヤホンにはComplyのイヤーピースも付属しています。
このイヤーピースを付け替えるだけでかなり音質や遮音性は変わるのでこういった配慮はとても嬉しいです。
機内で使用する為のアダプターも付属しているので飛行機で使用することも想定されている製品だという事がわかります。
キャリングケースはソフトなので個人的にはハードケースの方が好きです。
また充電はMIcro USBなのは残念です。
少し前のモデルなので仕方ない部分ではありますが。
そしてこちらがイヤホン本体。
イヤーピースはコンプライの物を使っています。
黒に統一されとても洗練されたデザインです。
ノイズキャンセリング機能があるのでANCコントロールユニットがイヤホンジャック端子の近くにあります。
また、イヤホン近くにはインラインリモコンもあるのでコントロールボタン3つを駆使して再生や一時停止など通常の動作を行う事が可能です。
またノイズキャンセリングのON/OFFと外部音取り込みモードの切り替えを行う事も可能です。
ANCコンロールユニットにはB&Oのロゴがプリントされています。
全体的にラバーでマットブラック。アルミニウムも使われているようです。
デザインとしては十分に格好良いのですが、やはりこのユニットがあるのは少し煩わしさはありますね。
背面にクリップだとかがあると良いのですが、特についていません。
このANCコントロールユニットによってアクティブノイズキャンセリングは20時間以上の連続再生可能です。
しかも、バッテリー残量が少なくなったら、次の充電まで ANC 機能を一時停止するだけ。
音楽が止まることはありません。
イヤホン部分はちゃんとR/Lのプリントがあるので左右を間違える事はないと思います。
比較的ハウジング部分は大きめに感じます。
この大きさのおかげかしっかりと耳にハマって装着感は良好です。
またイヤホン部分にもB&Oのロゴがプリントされていますが、いつものB&O製品同様、むしろこのロゴがプリントされていて欲しいとさえ思うほど格好良いデザインです。
色の展開に関してはこのブラック一色です。
B&Oの中では珍しいですね。
また丈夫で傷つきにくいステンレスで作られているので触った時の質感も高級感があり、所有欲を満たしてくれます。
スペックについて
このB&O Beoplay E4のスペックについてまとめました。
サウンド
周波数
20~16,000Hz
マイク
微小電気機械システム (MEMS)
アクティブノイズキャンセレーション
Beoplay E4は、2個のマイクロホンを使用し、効果的かつ高精度に周囲音を低減する最先端技術、ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。
旧モデルの ANC 機能搭載 Beoplay H3と比較した場合、低周波数での性能が改善され、ノイズをさらに15dB 抑えます。
スピーカー
エレクトロダイナミックドライバー 10.8mm 径
感度
100dB/mW @ 1kHz
インピーダンス16Ω
接続性と操作性
Bluetooth
なし
Bang & Olufsen アプリ対応
コード
3.5mm ミニジャック付きオーディオケーブル 1.3m
充電用 USB-Micro USB ケーブル
デバイス上のコントロール (リモコン、タッチ式インターフェース)
コントロールボタン3つとマイクを装備したインラインリモコン
1ボタン (ANC ON/OFF および透過モードの切り替え)
電源
バッテリー
リチウムイオン充電式バッテリー
全体容量 350mAh
ANC 機能使用で連続再生最高20時間
充電時間:約2.5時間
外観
カラー
Black
デザイナー
Jakob Wagner
装着タイプ
インイヤー型
素材
金属およびポリマー
サイズと重量
重量
50g
サイズ
20 x 30 x 26 mm
実際の使用感について
1年ほどこの製品を使用しました。
元々選んだ理由としてはノイズキャンセリング機能の製品が欲しかった事、ヘッドホンでは取り回しが大変なのでノイズキャンセリングのついたイヤホンが欲しかった事、良い音で聞けるものが欲しかった事などが挙げられます。
これらの用途を考えると良い音=有線で探した場合、このE4かBOSEのQuietComfort20に限られてきていました。
そしてその二つをかなりの時間聴き比べてみたんですが、ノイズキャンリングの強さはQuietComfort20の方が強いです。
ただ、音質部分が圧倒的にE4の方が良かったのでこの製品を選びました。
そして実際に使用してみた感想としてはまず、イヤホンのデザインが素晴らしいので所有欲を満たされ、それだけでこのイヤホンを使いたくなります。
そして実際に流れてくる音楽の音質に関してもとてもクリアで良い音が流れてきます。
また、公式アプリにも対応しているので直感的にイコライザで音質を自分好みに調整できる事もとても魅力的です。
音質はノーマルの状態でもB&Oらしい中高音の伸びやかな音がとても気持ち良いです。
低音に関しては少し弱めなのかもしれないですが、締まった音でこれも良いと思います。
個人的にはドンシャリ系よりもフラットな音質が好きなのでこのB&Oの音質は聴き疲れも少なくこのイヤホンで音楽を聴きたいなと思わせてくれる良い商品だと思います。
一回のノイズキャンセリング機能の連続再生時間も20時間以上なので充電する頻度は少ないですし、ヨーロッパなどに行く長距離の飛行機でも片道ならバッテリーが持つ事もとても魅力的でした。
また、有線接続なのでノイズキャンセリングのバッテリーが切れた場合でも音楽が引き続き聴けるという点は有線ならではのメリットだと思います。
また、コンプライのイヤーピースを使えばさらに遮音性が高まり、ノイズキャンセリング機能が十分に発揮されます。
また外部音取り込みモードに関してもアナウンスを聞いたりする分には必要十分なクオリティだと思います。
それでもマイクを通したような音でクリアに聞こえるとは言いづらいです。
この点は現在ではAirPods Proの外部音取り込みモードがダントツに良いと思います。
デメリットもいくつかあります。
一つはNCのON/OFFで音質がかなり変わります。
普段ノイズキャンセリングを使っていたいのですが音質としてはノイズキャンセリングをOFFにした方が音質は良いと思います。
この辺りは歯がゆいです。
ノイズキャンセリングの強さはBOSEには劣ります。それでも十分実用レベルではあると思います。
ただ、バスや新幹線などに乗っている時に少し振動があったりすると「ボワッ」という異音があったりするのは少し不快感があります。
またANCコンロールユニットは致し方ないとはいえ、やはり取り回しには不便ですね。
僕は基本的にiPhoneに接続して、パンツの右ポケットに入れて使用しているのですが、このANCコントロールユニットもポケットに入れるか、ポケットから出しておくかで迷います。
どちらにしても少し端子部分が折れ曲がってしまう為、断線を懸念してしまうんですよね。
まとめ
今回はB&O Beoplay E4についてレビューさせて頂きました。
完全ワイヤレスイヤホンが全盛期を迎えている中、有線の製品は古さを感じてしまうかもしれないですが、有線であるメリット、有線であるにも関わらずノイズキャンセリング機能も装備されている製品は数少ないので良い音で楽しみたい方にはとても製品であると思います。
今回書いたレビューで自分が欲しい製品として当てはまるようでしたらぜひ手に入れてみた方が良いと思いますので検討なさってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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