お気に入りのイヤホンをワイヤレスで楽しめるヘッドホンアンプAQUA+をレビュー。
こんにちは!プロフットバッグプレイヤーの石田太志(@TLOG0405)です。
最近は完全ワイヤレスイヤホンが全盛ですが、有線のイヤホンには高音質の良いイヤホンが揃っているのも事実です。
有線の音質が至高!というのもわかりますが、そういう方ももしかしたら無線への憧れはあるかもしれないですよね。
そして有線のこのイヤホンを使い続けたいんだという方もいるかもしれません。
そんな方にぴったりなのがワイヤレスヘッドホンアンプを使用するという方法。
これで全ての悩みが解決できる気がします。
ワイヤレスヘッドホンアンプとは
そもそもワイヤレスヘッドホンアンプというのはイヤホンやヘッドホンを高音質ワイヤレス化する、音響技術を凝縮したBluetoothヘッドホンアンプのことを言います。
通常は音楽を聴く場合、有線の物だとDAPと呼ばれるデジタルオーディオプレイヤーに接続して使用しますが、このワイヤレスヘッドホンアンプを使う場合はDAPとイヤホン間はワイヤレスになります。
代わってワイヤレスヘッドホンアンプに有線のイヤホンを接続して、操作はDAPで行うという物なので完全ワイヤレスイヤホンやネックバンド式のイヤホンと比べると取り回しは劣りますが、それでもDAPと切り離すことができて、しかもお気に入りの有線イヤホンをワイヤレスで使用できるという魅力があります。
外箱から紹介していきます。
パッケージの表面は商品名と商品画像がプリントされています。
今回はGOLDカラーを選びました。
元々この商品はKICKSTARTERで約1,700万円、GREEN FUNDINGで約580万円を達成したとても人気のある製品です。発売は3年ほど前なので現在は他にも多くのワイヤレスヘッドホンアンプが発売されています。
他社も追いかけるように発売しているということはこの「ワイヤレスヘッドホンアンプ」という製品自体の需要はとても高いんでしょうね。
背面にはこのAQUA+の特徴が掲載されています。
一番の特徴はワイヤレスでHiFiクオリティの音質を聴ける点です。
32bit/384kHzのUltra Hi-Resで聴けるというのはとても魅力的だと思います。
そしてこちらが本体!
掌よりもさらに小さいサイズで4.5cm×4.5cm×1.2cmと正四角形で薄型。
重量はわずか25gなので持ち運びも全く苦になりません。
こちらが背面。
軽さはありますが、作りは安っぽい感じがしないです。
背面にはワイヤレス充電にマークがあります。
そうなんです。ワイヤレスヘッドホンアンプの中では珍しくワイヤレス充電に対応しているのもこのAQUA+の特徴です。
側面にはLEDインジケーターと3.5mmヘッドホンジャック、そして角にはコントロールキーが配置されています。側面はシルバーでヘアライン加工されています。
このAQUA+は3色展開でこのSublime Goldと、Midnight Black、Radiant Whiteです。
色によって側面の色味も変えてあります。
こちらがワイヤレス充電パッド。
ここにMicroUSBで接続し、AQUA+を置くことでワイヤレス充電が可能です。
やはり、どの製品においてもワイヤレス充電はとても素晴らしいです。
今後はどういった製品においてもこのワイヤレス充電というのが広がっていくと思います。
こちらはAQUA+本体と違って革のシボ加工が施されています。
AQUA+のスペック
- 対応コーデック : aptX / aptX LL / AAC / SBX
- 対応インピーダンス: 8Ω~300Ω
- 出力 : 30mW@32chm per channel (1Vrms output)
- 7.5mW@300chm per channel (1.5Vrms output)
- 通信可能距離 : 10m
- ノイズレベル : -93db
- ダイナミックレンジ : 92.7dB
- ステレオクロストーク: -92.5dB
- マイク : MEMS type with high sensitivity
- 充電時間 : 約2時間
- 認証 : BQB / FCC / CE /NCC
- 付属品 無線充電パッド、マイクロUSBケーブル、マニュアル
となっています。
AQUA+の特徴
- Bluetooth V4.2:aptX、aptX LL、AAC、およびSBCオーディオコーデックをサポートしています。
- SRC DSP:元の高解像度信号をDACに送信する高品質サンプルレート変換(SRC)チップセット。
- DAC + AMP:世界最高のHi-Fiオーディオソリューションプロバイダーの1つであるCirrus Logicが提供するUltra Hi-Res DAC(32bit/ 384K)。
やはり他のヘッドホンアンプでは中々対応していないUltra Hi-Res DAC(32bit/ 384K)に対応しているのは大きいですね。
24bitの音源は「高解像度」と見なされますが、AQUA+はサンプル変換レートを32bitの深さに引き上げてくれるので更に高音質で音楽を聴くことができます。
実際に使用してみて
ここからは実際に僕が使用した感想を書いていきたいと思います。
まず中々手にする機会が多くはないポータブルヘッドホンアンプというの製品自体がどうなのかということですが、これは本当に便利になります!
既に完全ワイヤレスイヤホンなどを使用している方々からすると取り回しの面では敵いませんが、完全ワイヤレスイヤホンだと少なからず「音質面」は妥協して取り回しの方を重視して使用している方が多いと思います。
ただ、このAQUA+は音質の良いイヤホンやヘッドホンを持っている場合、その製品をそのまま使用できるので音質を妥協することなくワイヤレスの環境を手に入れられる事が最高なんです。
音質面と取り回しの良さ、両方をバランス良く使えるように考慮するならこのワイヤレスヘッドホンアンプを導入するという選択肢はとても魅力的だと思います。
僕は普段DAPを別に持ち歩いているわけではなくiPhone 11 Pro MAXで音楽を聞いているんですが、そのiPhoneから有線のイヤホンを切り分けられるというのはとても便利に感じました。
例えば斜めがけのバッグを肩からかけていると、iPhoneを取り出すときに引っ掛かったりと煩わしさがすごいんですが、イヤホンとiPhoneが分けられているだけで電車内などでサッとiPhoneを取り出して操作できる快適性はとても良いです。
また音質についてですが、もちろんiPhoneに直挿しよりもかなり音質が良くなります!
アンプでもあるので音圧も強くなって迫力が増しますね。
ワイヤレスによる劣化は個人的には感じませんでした
むしろパワーアップさせてくれる感じ。
ワイヤレスにできてしかも音質が上がるというのは両方の良いとこ取りでとても好きになりました。
また、僕が持っているETYMOTIC RESEARCHのER-4SRだとリモコンがないのでいつもiPhoneを取り出してボリューム調整など操作していたですが、このAQUA+自体にコントロールボタンが備わっているのでそういった操作も難なくこなせるようになったのはとても良いです。
また、AQUA+にはクリップもあるので好きな場所に引っ掛ける事も可能です。
とても良い製品だと感じました。
デメリットとしては充電が必要、再生時間が8時間で32bitモードにすると5.5時間ほどなので若干短く感じてしまいます。
あとは32bitモードと通常モードの切り替えはLEDインジケーターで確認はできるのですが、いつも32bitモードで使っていたいので個人的にはこの切り替えモード自体はいらなかったかなと感じています。
それ以外に関しては特に大きな不満もなく、使用感も良好なのでとてもオススメできる製品かと思います。
3年ほど前の製品ではありますが、この発売以降もそこまで進化した製品というのは多く出てきていないようですので今この製品を購入しても満足してもらえるんじゃないかなと思います。
もし、有線の良いイヤホンを使用していて取り回しと音質の良さを体感してみたいという方は是非チェックしてみてください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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