この静音リングはどうか。HHKBにHypersphere ringを試してみました。
こんにちは!プロフットバッグプレイヤーの石田太志(@TLOG0405)です。
今までHHKBを静音化する為に様々な静音化リングを試してきました。
最初は歯の矯正に使用する顎間リングを試しました。
しかしこれはキーストロークが顕著に浅くなってしまう上に、ゴム独特のグニュっとした感触を感じられた為に早々にやめてしまいました。
その後はKeyClackから発売されているTopre Silencing Rings v2やKBDfansから発売されているSilence-Xなどを試してきました。
特にSilence-Xはキーストロークを損なわずにしっかりと静音化できていて満足感の高いものでしたが、その他の静音化リングも試したくなり、調べていると数年前には今回紹介するHypersphere ringが良いらしいという事で思い切って取り寄せてみました。
この商品に関しては実店舗はもちろん、オンラインショップでも購入する事ができません。
どこで販売されているかというと海外のオークションサイトであるeBayでしか購入できないという極めてレアな製品なんです。
それではHHKBにこの製品を装着してみた使用感などを書いていきたいと思いますので、静電容量無接点方式のキーボードの静音化に興味ある方は是非参考にして頂ければと思います。
今回は試していませんが、恐らくRealforceやLEOPOLDにも使用する事は可能だと思います。
NIZに関しては既に静音リングが入っているのでそれを入れ替える事は可能ですが、効果は薄いかもしれません。
とても簡易的な包装

ジップロックよりも弱い感じのビニールに入って海外から到着しました。
とにかく簡易的なのでいつも外箱のデザインから紹介するんですが、これは何もいう事はないくらい簡易的です。
しかももう中身が見えていますし。

そしてこちらが静音リングのHypersphere ringです。
Silence-Xに比べると厚みがあり、しっかりしています。
Silence-Xはペラペラですからね。
その薄さがキーストロークに影響をあまり与えないのですが。
色は黒の一色展開。
Silence-Xはクリアと黒の2色展開です。
両方の色を使用した事がありますが、個人的には黒の方が視認性が高く、使用しやすい印象でした。
Topre Silencing Rings v2も黒色1色展開ですね。
装着のしやすさ
静音化リングはもちろん装着後の静音具合やキータッチが納得のいくものになるのかが一番重要な部分ではありますが、HHKBを解体して軸の一つ一つに装着していく作業のしやすさというのもとても重要ではあります。
今のところ装着しやすい順でいうと、Hypersphere ring>顎間ゴム>Topre Silencing Rings v2>Silence-Xですね。
Silence-Xはその薄さとしなやかさ故にとにかく装着しづらいです。
Hypersphere ringに関しては触った感じが少し硬めなのでサッと掴んで軸にハメやすいですね。
Hypersphere ringの使用感
今まで試してきた静音化リングの中では最も静音化されます。
カチャカチャ鳴っていたのがサクサクといった、高音が特にしっかりとカットされた音に変化します。
できるだけ打鍵音を静かにしたいという方にはこれはオススメです。
ただこれだけ静音できるからにはやはりデメリットとしてキーストロークが顕著に浅くなります。
以前ご紹介したRealforceのキースペーサーのように浅くなってしまうので個人的にはあまり好きではないです。
ただ、タイピングスピードは劇的に上がります。
やはりキーストロークが浅いと早く入力されていくので結果次の文字へのタイピングが速くなってスピードアップできるんですかね。
生産性を重視するのであればこのタイピングスピードアップはとても魅力的です。
ただ、HHKB本来の打鍵感の気持ち良さというのはやはり失われてしまいます。
静音化リングを装着することによってタクタイル感も損なわれてしまいますから、打鍵感を重視している方にとっては物足りなさを感じてしまうかもしれないですね。
他の静音化リングとの比較
今も一番はSilence-Xが個人的には一番打鍵感、キーストローク、静音性で一番バランスが取れていて最も好きな静音化リングです。
次を選ぶなら今回紹介したHypersphere ringですね。
このタイピングスピードが大幅にアップする感覚はとても素晴らしいと思います。
キーストロークをむしろ浅くしたいという方には特にオススメです。
そして僅差でTopre Silencing Rings v2でしょうか。
これは期待するほどの静音性が得られなかった事、それでいてキーストロークが浅くなってしまう事がマイナスでした。
そして最下位は顎間ゴムですね。
これはキーストロークが顕著に浅くなる、そしてメンブレンとまでは行かないまでも、ゴム特有のグニュっとした感覚を感じてしまう事がマイナスでした。
まとめ
今回は静電容量無接点方式向けのキーボード「Hypersphere ring」を紹介させて頂きました。
静音化は一番できますし、キーストロークを浅くしてタイピングスピードを上げたい方にはオススメできる製品だと思います。
バランスを重視される方にはSilence-Xです。
是非参考にしてみてください。
静音化を施すのであればHHKB Professional HYBRIDが最高です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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