静電容量無接点方式の新鋭!NIZ ATOM66長期使用レビュー。

HHKBの対抗馬になるコンパクトな静電容量無接点方式のキーボード「NIZ ATOM66」の長期使用レビュー。

こんにちは!プロフットバッグプレイヤーの石田太志(@TLOG0405)です。

皆さん、パソコンのキーボードはどういったものを使っているでしょうか?

拘って高いものを使っている人もいれば文字が打てれば問題ないという方まで幅広くいらっしゃるかと思います。

ただ、キーボードは仕事やPC作業をする際には欠かせない存在で、パソコンを作業する時間が多い方々は是非キーボードにも拘った方が仕事も捗りますし、とても満足感を得られると思います。

キーボード界のトップと言われているHHKBやREALFORCEもシリーズによりますが、2-3万円と一般的に考えるととても高額です。

だけどマットレスなどと同じように1日に触れる時間が長い方には一度購入してしまえば生産性が向上するだけでなく人生においての充実度も変わってくるはず。

僕はちょっと沼にハマってしまいまして、本末転倒になっている状況ではあります。HHKB買い換えすぎ。

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HHKB BTとの比較も。HHKB Professional HYBRID使用レビュー。

2020年3月10日

今のところはメカニカルキーボードや自作キーボードにはいっていなくてあくまで「静電容量無接点方式」という種類のキーボードだけを色々と使ってきました。

静電容量無接点方式というのは基本的に東プレ製のものがほとんどで、東プレから出ているREALFORCEはもちろん、HHKBやLEOPOLDもこの東プレの技術や部品を多く使っているので打鍵感は比較的似ています。

ただ、今回紹介するNIZのATOM66という商品は中国の企業が独自で製造している静電容量無接点方式のキーボードなので、同じ静電容量無接点方式のキーボードとしてもかなり使用感はHHKBやREALFORCEと比べて異なります。

HHKBに並ぶ王道のキーボード!REALFORCE R2A-JP4-BK使用レビュー。

2020年3月31日

このキーボードATOM66を長期で使用したので使用感など含めレビューしてみたいと思います。

なぜNIZ ATOM66を購入したのか

今までLEOPOLDを除いて静電容量無接点方式のキーボードであるHHKBとREALFORCEは試してきました。

HHKBに至ってはほぼ全種類試してみたんじゃないかな。

僕の結論としてはREALFORCEも良かったですが、やはり打鍵感や打鍵音、そしてホームポジションをキープできるHHKBシリーズが個人的にはベストでした。

そのHHKBを完全に意識しての商品が今回紹介するATOM66なんです。

この商品はとにかくHHKBに似た製品でサイズ感はまさにHHKBそのものです。

HHKB用に出されているキーボードルーフもこの ATOM66にも使えてしまいます。

まさにHHKBクローン。

クローンと呼ばれると本家に比べると全部劣るんじゃないかというイメージですが、この商品はHHKBを凌駕する部分も多く含まれています。

NIZ ATOM66の特徴

  • 静電容量無接点方式でも全然違う

HHKBやREALFORCEと比べても打鍵感や打鍵音はかなり違います。

基本的に静音タイプでないHHKBやREALFORCEの場合はタクタイル感が強めで「カチャカチャ」といった音がしますが、ATOM66は「ポクポク」です。

  • 無線有線両対応

最新のHKKB Professional HYBRIDシリーズでは有線無線の両方に対応しましたが、NIZは数年前から有線無線の両対応しているモデルが既に存在していました。

このATOM66においても有線無線の両対応となっています。

  • 静音性が高い

この部分は結構 ATOM66の特徴的な部分の一つです。

静音リングが入っているおかげでかなり静音性は高いです。

特に耳障りになる高音がカットされているので快適に打鍵できます。

  • 作りは少し雑

やはり長年トップを走り続けているREALFORCEやHHKBシリーズに比べると明らかに作りがチープです。

同じABS樹脂の筐体でも手触りや高級感はかなり異なる印象です。

  • バネで押下圧を変更可能

この製品の面白いところの一つに 増圧バネをキートップ下に仕込むことにより荷重を重くする事が可能です。

別売で販売されているのは10gと20gです。

  • 変荷重にもできる

その押下圧を変更する増圧バネにより小指や薬指でタイプする部分はそのままにして、他のところに増圧バネを入れる事で変荷重を楽しむ事も可能です。

REALFORCEではこの変荷重モデルもそれなりに人気があるようなので同じような仕様にできるのは嬉しいです。

心変わりでやっぱり等荷重にしたい場合なんかにもすぐに戻せたりするのはメリットだと思います。

  • 通常は35gの押下圧だけどこの限定版は45gの押下圧に設定されている

これも少し変わっているのですが、僕が購入した側面刻印限定版は45gの押下圧に設定されています。

HHKBを意識してるんですかね。

通常ばんは35gとこの重さも絶妙なものになっていると思います。

  • 真っ白は最高

限定版に限り、キートップが全て真っ白で刻印は側面にあるので一見上から見ると無刻印モデルに見えます。

作りはチープ感が漂いますが、デザイン性は丸みがあって結構好きです。

  • USB-C対応

今では珍しくなくなりましたが、有線接続や充電する際の端子はUSB-C端子になっています。

上下を気にする事なく接続できるのでとても快適です。

  • キーキャップはCherryプロファイル

ここもこのNIZの静電容量無接点方式のキーボードの特徴で、通常はREALFORCEなどは他のキートップとの互換性が低く、交換できるキートップの種類が少ないのですが(最近は少しKBDfansで販売されています)このNIZのキーボードはCherryプロファイルのキートップを使えるのでかなり幅広いデザインのキートップに換装する事が可能です。

キーボードの外観にも強い拘りをお持ちの方にはオリジナルのキーボードデザインを構築する事も可能なのでメリットだと思います。

ただそれだけ汎用性が高いとキートップ沼にもハマりやすいですね。

  • プログラマブル対応でキー配置を変更可能

続いてこちらも大きな特徴なんですが、プログラマブル対応なのでキー配置を自由自在に変更可能です。

パソコン上での操作に関しては日本語対応していないので少し操作が大変ですが、慣れてしまえば大した事ありません。

そんなに頻繁には配置を変える事もないでしょうし。

この自由度の高さもNIZの強みの一つですね。

といっても新しいHHKB Professional HYBRIDシリーズはこれに追いついてはきました。

  • キーの感度も変更可能

僕はこれはいじっていないんですが、REALFORCEシリーズの様にキーの感度を変更するAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)に対応しています。

これはキースイッチのオン位置を変更できるという事です。

これにより、タイピングを早くしたり、誤入力を防ぐことに役立ちます。

デメリットとしては右Fn+7のキーの組み合わせで設定できるのですが、今どの感度になっているのか分かりづらいところでしょうか。

そういった事があって僕は使っていないですが、タイピングを向上させたい方にとっては非常に重要な機能だと思います。

  • Bluetooth接続はマルチペアリングに対応

Bluetoothで接続できるのですが、このATOM66は計4台のデバイスをシームレスに接続切り替えを行う事が可能です。

例えばMac、iPad、iPhoneと常にこのキーボードを使いたい場合もすぐに切り替えてそれぞれのデバイスで使う事が可能です。

外観チェック

IMG 2894

こちらが外箱。

通常のクラフトのダンボールにNIZのロゴがあります。

他にもplumのロゴがあったりと非常にメーカーとしては分かりづらいんですよね。

NIZというメーカーのplumというキーボードの中のATOM66というキーボードの名前という区分けになっているんだと思います。

AmazonではLANCER TECHやAKEEYOというお店で販売がされていて違うものだったりするのかなと思いましたが、どうやら同じ製品を取り扱っている様です。

結構価格は変動するのでチェックしておくと良いと思います。

右側のQRコードからキー配置を変更できるソフトをダウンロードする事が可能です。

IMG 2895

そしてこちらが本体と同梱品。

付属品は下記の通り。

  • Bluetoothレシーバー(これを使わなくても使用できますがより接続性を高めるために)
  • USB-Cケーブル
  • Mac用⌘キーとOptionキーやBSキー
  • 10g増圧バネ
  • 巾着袋(写真なし)
  • キー引き抜き工具(写真なし)
IMG 2890

こちらが本体のATOM66です!

限定版は真っ白!とても洗練されたデザインでこれだけでテンションが上がります。

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こちらが通常版のATOM66。

通常版はグレーのキートップとの2色構成になっています。

また白いキートップもこの限定版の物に比べると少しくすんでいるようです。

また刻印が特別版は側面にあるのでぱっと見は無刻印に感じられてこれもデザインとしてはとても気持ち良いです。

IMG 2896

側面はこんな感じ。

NIZ plumの刻印はできればいらないです笑

それとスペースバーが少し傾いていたり、若干この辺りの作りもチープです。

ちゃんとMac用にも使えるように⌘キーの刻印があるキートップが付属しているのはかなり良いです。

この辺り、REALFORCEだと今までなかったんですよね。最近ではようやくMac用のREALFORCEも出ましたが。

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Shiftキーなどの部分も白に統一されているのは良いです。

IMG 2892

キートップ部分は本当に豆腐みたい。

また、このサイド部分にはBluetooth接続する際の電源ボタンがあります。

電源ボタン部分はシリコン製で少し劣化が恐いところ。

長期間使用してみた感想

長期間といっても1年ほどですが、一番大切な使用感を書いていきたいと思います。

打鍵感

打鍵感はHHKBやREALFORCEとも全く違った打鍵感です。

HHKBとREALFORCEも鉄板が有無などにより違いはあるのですが、ATOM66はそれらと比べても全く違います。

これは同じ静電容量無接点方式を採用していても東プレの部品などは使用していない為、異なってくるんだと思います。

それは後述しますがラバードームなども全く違っているので打鍵感が変わるわけです。

そしてその打鍵感に関してですが、数多くのHHKBやREALFORCEを使ってきた身としての最初のファーストインプレッションは「エンドゲームだ」です。

もうこれが最適解なんじゃないかと思えるほど気持ち良い打鍵感でした。

タクタイル感は少し弱め。

もちろん程よいタクタイル感は残っているのでこの辺りの打鍵感はよくHHKBやREALFORCEを研究されているなと感じました。

打鍵音

音に関してはHHKBがカチャカチャ、REALFORCEが「スコスコ」という音に対して「ポコポコ」です。

この音は味気ないという感覚を受ける方もいるかと思います。

逆に静音モデルが絶対に必要という方にはこのATOM66はとても静かなのでオススメです。

面白いのが同じ静音モデルのHHKB Type-SやREALFORCEの静音モデルに比べるとタクタイル感は残ってるんですよね。

通常、静音リングを噛ませるとどうしてもタクタイル感は損なわれてしまうようですが、これも程よくタクタイル感を残し、しっかりと高音をカットして静音されている絶妙な調整がなされているように感じます。

公共の場や、オフィスなどでこの打鍵感を気になさる方にはとてもオススメできます。

押下圧

この限定版は45gの押下圧となっていますがHHKBよりも圧倒的に軽く感じます。

オリジナルは35gなのでさらに軽いかと思いますが、それでもキーに指を置いていて勝手に押されてしまうREALFORCEの30gにはない絶妙な重さなので軽い押下圧がお好きな方、タクタイルのスイッチ感よりは撫でるように流れるようにタイピングしたい方にはこの製品はとても合っているんじゃないかなと思います。

この押下圧に関しては前述した通り増圧バネがありますのでそれにより押下圧を上げる事が可能です。

実際に試してみましたが見事に重さは変わります。

打ち心地は間違いなく重い方がありますが、疲れやすいと思いますのでこの辺りは好みになるかと思います。

海外では55gなどの重い押下圧が好まれているようですね。

みんな筋肉がすごいからかな。

増圧バネによるいわゆる「バネ感」というのは感じませんでした。

HHKBとの比較

HHKBクローンと言われているATOM66。

その本家というべきHHKBとの比較をしていきたいと思います。

打鍵感や押下圧に関しては違いはしっかりありますが、それはHHKBシリーズにおいても静音タイプなのかによって違いがあるので難しいところではあります。

ただ、静音性に関してはATOM66の方が上ですし、タクタイル感に関しては強い方からHHKBの非静音タイプ>ATOM66>HHKB静音タイプかなというところです。

打鍵音に関してはHHKBの非静音タイプとは全く違い、あとATOM66は今までにない独特の音がします。

静音性に関してもType-Sよりも静かなんじゃないかと思います。

あとは機能面ですね。

HHKB Professional HYBRIDシリーズが出た今、あまり差が無くなってはきました。

誰もが望んだHHKBがついに!Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-Sの2ヶ月使用レビュー。

2020年1月29日

今までのHHKBよりはATOM66の方が良かった気がしますが、ここでHYBRIDシリーズがまた追い抜いたという印象を個人的には持っています。

個人的にはその一つにバッテリーの持ち。

HHKB Professional HYBRIDシリーズは単3乾電池2本で3.5ヶ月のバッテリーライフを実現。

対してATOM66はリチウムイオンバッテリーを採用していて充電式なんですが、バッテリーライフは約5日間と心許ないです。

あとはCherry MX軸に対応しているのはバリエーションが広がるので良い部分だと思います。

HHKBだとやはりキートップの換装に関してはデザインのバリエーションが少ないですからね。

あまりやっている人がいないATOM66の解体もしてみた

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これ結構珍しいと思います。ATOM66の解体もやってみました。

他のブログでも見つけられなかったです。

解体理由は打鍵感には満足していたんですが海外の掲示板Redditを見ているとどうやらこのATOM66にKeyClackのBKE Reduxというラバードームに換装した強者がいたので僕も試したくなりやってみました。

まずこちらはキートップを全て外した状態。

ここで気付いたんですが、キートップを外すとダイレクトに鉄板が敷かれています。

これにより剛性感のある打鍵を実現できるんだと思います。

ちなみに写真のキートップは数字キーとアルファベットキー部分を別のキートップに換装してあります。

更に白さを追い求めた結果です。

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そして解体を進めていくには外枠も外していかないといけないんですが、これが結構硬い。

マイナスドライバーを使ってツメから外しました。

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そして中を開けるとリチウムイオンバッテリーが。

ビニールで覆われていますがなんか恐い。

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そしてこちらはBluetooth機能や電気系統の基盤でしょうか。

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先ほどの基盤とキー部分の基盤は二つのケーブルで繋がっているのでそれらを外します。

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旧モデルのHHKBよりは外しやすかったです。

それでも最近のHYBRIDシリーズが一番外しやすいですね。

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そして無事に分離しました。

ATOM66の基盤は真っ赤です。

厄介なのは右側に何やらバネが飛び出しています。

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そしてネジを一つずつ外していきます。

中を開けて思ったのですが、外装はチープな感じがしますが、中身はHHKBよりもしっかりした部品や構成をされているなと感じました。

これもその一つで、ネジにしっかりとナットもあります。

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そして一つずつネジを外していきます。

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先ほどネジにナットも付いているのでHHKBよりも優れているという事を書きましたが、それ以上にこれ。

ネジのメス部分も金属になってるんです。

HHKBの場合はABS樹脂のままなので繰り返しネジを回しているとナメるようになってしまうんですが、こちらは金属なので何度ネジを取り外ししようとも耐久性がとても高いのが特徴です。

そういった意味で中身はHHKBより優れているのではと感じる部分が多かったです。

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そして全てのネジを取り終えてオープン!

するとラバードームにネジが入った静電容量無接点方式お馴染みの構成が出てきます。

IMG 2121

ただ大きく違うのはこのラバードームが一枚構成になっている事。

これは解体する人からするととても手軽です。

通常のHHKBだと幾つかのラバードームに分かれているのでたまにラバードーム同士が重なったまま閉じてしまって、結果キーが効かずにまた解体を余儀なくされるということも起こるのでそれがないのはとても良いです。

ただ換装したKeyClackのラバードームはキーの一つ一つが分かれている上に干渉してしまう部分があったのでラバードームを切り取って干渉しないようにする作業が必要でした。

実際に作業して試してみましたが、何かがずれているのかキーが反応しなかったり打鍵感も全く良いものにはならなかったので速攻で戻しました。

KeyClackのBKE ReduxをATOM66に使うのは全くオススメできません。

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こちらはキーの軸の部分。

写真を撮り忘れてしまいましたが、HHKB Type-Sなどの静音リングと違い、水色のシリコン状の静音リングが装着されていました。

それなりに厚みがあるのであれだけの静音性を実現できているのかもしれません。

あれだけ厚みがあってキーストロークはしっかりと深さがあるので軸自体もHHKBよりも長いものが使われている可能性があります。

まとめ

今回はNIZ ATOM66の説明や本体の紹介、HHK Bとの比較、解体した内部の様子などについて書かせて頂きました。

静電容量無接点方式が好きでHHKBやREALFORCEではない新しいものを模索している方にはこのNIZの製品はとても良いと思います。

懸念点としては作りが若干チープ、バッテリー持ちが乏しいというところでしょうか。

それ以外に関してはかなりメリットの多い製品だと思います。

今回紹介したコンパクトサイズだけではなくフルキーボードなど多種類展開されていますのでぜひチェックしてみてください。

この打鍵感は新しくて病みつきになると思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。









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