
石田 太志(いしだ たいし)
フットバッグ世界チャンピオン/日本初のプロフットバッグプレイヤー
神奈川県横浜市出身。横浜が大好き。
■ はじまりはサッカー少年
小中高と、とにかくサッカー一筋。
高校でもサッカー部で毎日ボールを追いかけていました。
■ 2003年、運命の出会い
大学に入学した年、ムラサキスポーツで「フットバッグ」と衝撃の出会い。
すぐにのめり込み、わずか3か月後に全国大会へ挑戦!…しかし予選落ち。
「もっと上手くなりたい!」
翌年、カナダ・モントリオールでの世界大会にまで挑戦しましたが、またしても予選落ち。
しかも憧れの海外プレイヤーに話しかけても英語ができず、思うようにコミュニケーションが取れない。
悔しさを胸に帰国しました。
■ カナダでの挑戦と学び
その悔しさをバネに、2006年にワーキングホリデー制度を利用してカナダ・トロントへ。
語学を学びながら、ストリートパフォーマンスをしたり、アパレルブランド「BANANA REPUBLIC」で働いたり。
「英語力」「フットバッグ」「アパレル経験」の3つをやりきる、と決めて本当にやり抜きました。
■ 帰国後の道のり
帰国すると、友人たちはもう卒業。
ひとり大学4年生を過ごし、アルバイトはこれもアパレルブランドの「アニエス・ベー」へ。
卒業旅行を兼ねてヨーロッパ5カ国を巡りながらフットバッグの修行も重ねました。
「でもフットバッグでは生活できないかもしれない…」
そう考え、一度はアパレル業界へ進むことを決意。
「株式会社コムデギャルソン」に入社し、新宿伊勢丹の店舗で約3年半勤務しました。
夜22時に帰宅してから、深夜までフットバッグの練習を続ける毎日。
それでも情熱は冷めず、ついにプロになる決意を固めます。
■ プロフットバッグプレイヤーとしての挑戦
2011年9月、プロの道へ。
しかし、スポンサー探しは大苦戦。
約300社に手紙やメールを送りましたが、すべて不採用…。
それでも少しずつイベント出演のチャンスが増え、パフォーマンスを披露できるように。
2013年には「日本でフットバッグが手に入らない状況を変えたい」と考え、海外工場と契約。
フットバッグの企画・監修・生産をスタートし、オンラインショップ「FOOTBAG MANIA」を開業しました。
翌2014年にはクラウドファンディング「Makuake」で世界大会遠征費を募り、目標30万円を大きく上回る支援を達成。
その資金でフランス・パリの世界大会に挑戦し、アジア人初の世界一を獲得!
「誰も取り上げてくれないから、自分で発信しよう」
新聞社やテレビ局に直接アプローチを続け、その半年後からメディア出演が増えていきました。
■ さらにその先へ
活動の幅は広がりイベント出演、執筆、講演、スクール、販売…
さまざまな形でフットバッグを届けるように。
2018年、ブルガリアで行われた世界大会で再び世界一に。
初代総合優勝と「シュレッド30」部門優勝を果たし、
フットバッグ殿堂入りも達成。
2021年にギネス世界記録保持者に。
そして2024年には三度目の世界一へ。
■ 好きなこと
• フットバッグやサッカーを中心としたスポーツ全般
• スマートフォンやPCなどのガジェット
• ファッション
• 英語を使うこと、学ぶこと
• 新しい場所に行くこと
• 子どもと接すること
■ 今の活動
現在も 日本で唯一のプロフットバッグプレイヤー として、
全国のイベント・学校・メディアで活動中。
パフォーマンスや講演を通して、
「誰でもできる運動の楽しさ」
「挑戦することの大切さ」
を伝え続けています。
さらに、2023年に取得した国家資格キャリアコンサルタントとしての知識や経験を活かし、
講演活動だけでなく、転職を考える方へのサポートや相談も行っています。