着圧が別格だった。2XUタイツ・ソックス全部使って気づいたこと

着圧が別格だった。2XUタイツ・ソックス全部使って気づいたこと

プロフットバッグプレイヤーの石田太志です。

2XUのコンプレッションタイツを買いました。タイツ、ショーツ、そしてVECTRソックス4足のセットです。

きっかけはシンプルで、練習後半になると脚がじわじわ重くなる感覚が気になっていたからです。フットバッグは前後左右への急激な重心移動、深いスクワット姿勢、蹴りと着地の繰り返しが1セッションの中に何百回も積み重なります。ランニングのような直線的な動きではなく、あらゆる方向へ脚を動かし続ける競技なので、太もも全体とふくらはぎへの負荷が相当なものになります。

コンプレッションウェアそのものは以前から使っていて、CW-Xを3年穿いた石田が正直に書いたレビューもこのブログで公開しています。CW-Xは関節まわりのテーピングサポートに優れていて、それはそれで気に入っていました。ただ、「筋肉そのものをもっとしっかり包んでくれるもの」を試してみたい気持ちがずっとあって、2XUを選ぶ流れになりました。

この記事ではタイツとショーツの開封、着用感、フットバッグ練習での実用評価、ソックスの印象まで順番に書いていきます。サイズ感とセール時の購入タイミングについては後半でまとめるので、そちらも参考にしてください。

開封レビュー

2XU コンプレッションタイツ・ショーツ・VECTRソックス全セットの化粧箱

箱が届いたときから、2XUはパッケージの時点でブランドの主張が明確でした。タイツとショーツはそれぞれ化粧箱に入っていて、表面に「LESS MUSCLE DAMAGE / IMPROVED PERFORMANCE」のコピーが大きく印刷されています。機能への自信がそのままデザインになっている印象です。

1. タイツの箱と取り出し

2XU タイツとショーツの化粧箱・VECTRソックス4パッケージ引き気味の俯瞰

ロングタイツの化粧箱はシンプルなブラック基調。モデルのフルレングスタイツ着用写真が表面に配置されています。手に取ってみると、箱自体がずっしりしていて、中の生地の厚みと重さが伝わってきます。

箱を開けると、生地がきれいに折りたたまれた状態で収まっていました。ビニール袋ではなく直接折りたたんで収納されているので、取り出しやすい。引っ張り出した瞬間に素材の密度の高さが指先に伝わってきました。薄くて軽いのに、指でつまむと確かな弾力があります。

2XU タイツ・ショーツ・VECTRソックスを斜め上から見た全体俯瞰

広げてみると、腿部に大きな「2XU」のロゴがグレーのリフレクティブプリントで入っています。目立ちすぎず、でも「穿いている」とわかるデザインです。マットな質感の生地で、安っぽい光沢がない点が好みでした。

2. ショーツの箱と外観

2XU ショーツの化粧箱とVECTRソックス4足パッケージ横並び全体

ショーツも同じ化粧箱仕様。タイツと並べると統一感があります。生地の感触はタイツとほぼ同じで、こちらも密度の高いコンプレッション素材です。ハーフ丈なので畳んだ状態でも小さくまとまっていました。

カラーはブラックとネイビー系の2色を今回は確認できました。ブラックは汎用性が高く、どのシューズにも合わせやすいです。

3. VECTRソックスのパッケージ

2XU コンプレッションウェアをまとめて取り出した状態・ブラック・ネイビー・ホワイト

ソックスは4セット、個別パッケージで届きました。パッケージ前面に「VECTR」のブランド名が大きく入っていて、「ADVANCED CUSHION SUPPORT」の表記もあります。カラーはブラックにオレンジのアクセントが入ったものが中心で、シンプルながら競技向けの印象です。

ランニングソックスのパッケージと比べると、VECTRは若干厚みのある仕立てで、手に取ったときにクッション材の存在感があります。4足まとめて届くと、実際に試す前からボリューム感があって満足感があります。

実際に使ってみた感想

タイツの着圧と着脱

2XU コンプレッションタイツのロゴと生地テクスチャのクローズアップ

最初に穿いてみたとき、正直「これは力がいる」と思いました。足首の開口部が思っていたより狭く、ロングタイツを通す工程はゆっくりやらないと生地が詰まります。購入前のレビューで「着脱が大変」という声を読んでいたので覚悟はしていましたが、実際にやってみると確かに慣れるまで時間がかかります。

ただ、穿いてしまえば一変します。全体的に均一に締まっているわけではなく、太もも前面とふくらはぎのあたりに筋肉の輪郭を包むような圧がかかります。「包まれている」という表現がしっくりくる感触で、締め付け感よりも「保護されている」に近いです。

着圧の数値でいうと、MCSラインのロングタイツは23〜26mmHg相当とされています。医療用弾性ストッキングの軽度クラスと同水準で、スポーツウェアの中ではかなり強めの部類に入ります。この数字が体感に正直に出ていて、穿いたままじっと立っていても脚がしっかり支えられています。

動きやすさと可動域

2XU タイツ・ショーツのロゴと生地質感を別アングルで撮影

フットバッグで一番不安だったのは「可動域が制限されないか」という点でした。深い前傾姿勢で膝を曲げたり、横へ大きくステップしたりする動きは、タイツの素材に伸縮性が足りないと引っ張られる感覚が出ます。

実際に動いてみると、この不安は早い段階で消えました。PWX素材の多方向ストレッチ性が謳い文句通りで、深くしゃがんでも引っ張られません。横へ踏み出したときも同様で、生地の追従が速い。自分の動きに素材がついてくる手応えで、コンプレッションがあることを忘れるくらいです。

これは2XU MCSがサッカーやフットボールの「キック・ピボット・ツイスト」動作を想定して設計されているためで、フットバッグの動作と想定用途がかなり近いと感じました。

フットバッグ練習での実用評価(長時間着用)

通常のフットバッグセッションは1〜3時間です。2XUタイツで2時間の室内練習を複数回行いました。

最も実感したのは「後半の動きが変わる」という点です。練習1時間を超えたあたりから、普段なら太もも前面がじわじわ重くなってきます。2XUを着用していると、その「重くなる訪れ」が遅い、あるいは程度が弱いです。練習終盤でも蹴りの高さやコントロールが落ちにくいです。

公式データには「60分の回復期に太もも-1.1cm、ふくらはぎ-0.6cmの腫れ軽減」という数値があります。筋肉の振動と疲労蓄積の抑制に着圧が機能しているとすれば、後半の動きが維持できることと一致します。翌日の筋肉痛の程度も、着用した日のほうが軽かったという印象があります。

ショーツ単体での評価

ショーツはタイツよりも着脱が楽です。腰から太もも中ほどまでを包む設計で、タイツと組み合わせてレイヤードして使う方法と、ショーツ単体で使う方法があります。

夏場の屋外練習ではショーツ単体のほうが熱がこもりにくいです。タイツとの重ね穿きは冬場のウォームアップや長距離移動後のリカバリー目的に向いていると思います。着圧の強さはタイツと同等で、太もも全体の保護感はしっかりあります。

VECTRソックスの着用感

2XU MCS コンプレッションショーツのロゴと密度の高い生地のクローズアップ

VECTRソックスはタイツやショーツとは少し毛色が違います。足首からふくらはぎにかけての着圧(20〜30mmHg)に加えて、足底と土踏まずのサポート(X:LOCK Support System)が特徴的です。

フットバッグで蹴り動作を繰り返すと、足底の特定部位に集中して負荷がかかります。インソールと素材の組み合わせでこの負荷をある程度分散できますが、VECTRソックスは土踏まずを包む圧が均一にかかって、足底の疲れ方が少し変わります。クッション性も適度にあって、フットバッグのシューズとの相性も良かったです。

4足まとめて購入しているので、ローテーションで毎回の練習に使えます。洗濯後の形状回復も良好で、数回使った時点で型崩れや着圧の低下は感じていません。

スペック

  • ブランド: 2XU(ツータイムズユー)/ オーストラリア・メルボルン
  • 創業: 2005年 / 元トライアスロン世界チャンピオンが設立
  • タイツ代表ライン: MCS ランコンプレッションタイツ(MA5305B)
  • MCS タイツ公式価格: ¥16,500(セール時 ¥8,250〜 の実績あり)
  • PWX タイツ(エントリーライン MA3849B): ¥11,000
  • MCS ランコンプレッションショーツ(MA5331B): ¥11,000
  • ライトスピード リアクトショーツ(MA7050B): ¥13,200
  • 着圧強度(MCSライン): 23〜26mmHg相当
  • MCS技術: 生地内側のシリコン製スタンピングによる筋肉固定(大腿四頭筋・ふくらはぎ・腿部腱に対応)
  • PWX素材: Power / Weight / Flex の略。多方向ストレッチ性と着圧の両立
  • VECTRソックス: 着圧20〜30mmHg / 土踏まずサポート(X:LOCK) / クッションヒール+フォアフット
  • VECTRソックス価格: ¥4,950前後(ラインと丈により変動)
  • 公式サイズ: オーストラリア基準(日本人は通常より1サイズ小さめを推奨)
  • 研究機関: オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)・RMIT大学との共同研究
  • 公式データ: スプリント時の大腿四頭筋血流+18%、60分後の太もも腫れ-1.1cm

競合との比較

コンプレッションウェアを検討するときに必ず名前が挙がるのはCW-Xです。僕自身もCW-Xを長く使っていて、詳細は関節サポート型の代表・CW-Xとの違いはこちらで書いています。

設計思想が根本的に違います。CW-Xは「関節サポート」が軸で、膝・腰・股関節まわりをテーピング理論で支えるアプローチです。膝や腰に不安のある人にとっては心強いサポートで、長距離ランニングで関節への影響を気にしている人には今でもCW-Xを薦める場面があります。

2XUのMCSは「筋肉そのものを閉じ込める」アプローチです。生地の着圧に加えて、内側のシリコンスタンピングが大腿四頭筋やふくらはぎを部位ごとに固定します。筋肉の振動を抑えることで疲労の蓄積を遅らせる設計で、「長時間使って後半の動きを保ちたい」というニーズには2XUのほうが合っています。

フットバッグの動きで言うと、CW-Xは深いスクワット姿勢や急激な横ステップで生地が引っ張られる場面がありました。2XUはその点で動作の制限を感じにくく、多方向の動きに対してストレスが少ないです。

アンダーアーマーのHeatGearシリーズは価格帯(¥6,000前後)が手頃で汎用コンプレッションとして使いやすいですが、着圧強度で2XUには及びません。長時間・高強度での筋肉サポートという観点では差が出ます。ミズノのバイオギアも入門コストが低く使いやすいですが、MCSのような筋肉部位ごとのマッピングサポートは非搭載です。

こんな人に向く・向かない

向いている人

  • 球技・格闘技・ダンスなど多方向に激しく動くスポーツをしている人
  • 1時間以上の長時間練習で脚の後半の落ち方が気になっている人
  • 翌日への回復速度を改善したい人
  • コンプレッションウェアを本格的に試してみたい、エントリーラインから上を探している人
  • 着圧の強さを重視していて、ゆるいものでは物足りなさを感じた人

向かない人

  • コンプレッションウェアに慣れていなくて、まず試したいという入門層(¥11,000〜という価格帯とオーストラリアサイズ基準はハードルが高い)
  • 膝・腰の関節そのものに不安があって、テーピング的なサポートを求めている人(その場合はCW-Xが向いている)
  • 着脱の手間が許容できない人(着圧が強い分、ロングタイツは特に着脱に時間がかかる)
  • セールを待たずに通常価格で購入するとコスト面で高いと感じる人

サイズ選びの注意

2XUのサイズはオーストラリア基準で、日本人は身長・体重基準で通常より1サイズ小さめを選ぶことが多いです。公式サイズチャートを必ず確認してください。体重が基準値の境界あたりの場合は、小さいほうを選ぶと着圧を正しく受けられます。半年後に緩くなってきて「最初からXSにすれば良かった」という体験談が複数あります。

2XU(ツータイムズユー)
2XU MCS ランコンプレッションタイツ MA5305B メンズ ブラック
MA5305B

※ 価格・在庫は変動します。リンク先で最新情報をご確認ください。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。

総評

2XU コンプレッションウェア一式(タイツ・ショーツ・Tシャツ)の平置き全体
  • 着圧の強さは本物: MCSラインの23〜26mmHg相当という数値は体感にそのまま出ていて、タイツを穿いた瞬間から脚が保護されている実感があります。ゆるいコンプレッションウェアに物足りなさを感じていた人には、この感触の違いは明確です。
  • 多方向の動きへの制限感がない: フットバッグのような球技・格闘技系の動作でも可動域の制限感はほぼありませんでした。「コンプレッションは動きを制限する」という先入観を持っていましたが、PWX素材の追従性でその懸念は消えました。
  • 長時間着用での効果が核心: 短時間使っただけでは2XUの価値は伝わりにくいです。1時間を超えた練習後半で「脚が落ちにくい」手応えがあって、そこに価値があると感じています。翌日の疲労感の変化も含めて、長期的な使用で評価が固まるタイプです。
  • 価格とサイズ選びがハードル: MCSタイツが¥16,500、エントリーのPWXでも¥11,000というのは検討に値する出費です。公式サイトのセール時(30〜50%オフの実績あり)や楽天公式ストアでのタイムセールを狙うと購入しやすくなります。

特に、ランニング以外のスポーツをしていて「強い着圧で筋肉をしっかり包みたい」という人に向いている製品です。入門コンプレッションから一段階上を試したい人の最初の選択肢として、MCSショーツ(¥11,000)かPWXタイツ(¥11,000)から始めると、価格面でも入りやすいと思います。

買わないと後悔するかも

2XUのコンプレッションタイツは、公式サイトで定期的にセール(30〜50%オフ)が行われます。楽天市場の公式ストアでもタイムセールがあるので、定価での購入を急がずに価格をチェックしてから購入するのが現実的です。

2XU(ツータイムズユー)
2XU MCS ランコンプレッションタイツ MA5305B メンズ ブラック
MA5305B

※ 価格・在庫は変動します。リンク先で最新情報をご確認ください。Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。