最高の音質とデザインでさらにノイズキャンセリング!Beoplay H9iをレビューする。
B&Oの高音質ワイヤレスイヤホン「EARSET」に続き、ノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン「Beoplay H9i」のナチュラルカラーをご提供頂いたのでレビューしていく!
このヘッドホン、すでに7月に行われたフットバッグ世界大会前から使用して飛行機に乗ったり、普段の生活などでもガッツリ使ったのでファーストインプレッションではない感想をお伝えできると思う。
詳細なスペックというよりはあくまで僕が使った感想で書かせてもらおうと思う。
Beoplay H9iってどんなヘッドホン?
これはワイヤレスヘッドホンとしてBluetoothでデバイスと接続して使用できる。
それに加えてSONYやBOSEなどが代表的なノイズキャンセリング機能も搭載されているB&Oの最新ヘッドホン。
昨年発売されたH9から更に進化させた製品それがBeoplay H9iだ。
まずは箱から。
EARSETや他のBeoplay製品同様、上品に前面に商品写真が配置されている。
ブランドパッケージのこういった統一感は素晴らしい。
裏にはBeoplay H9iの特徴が記されている。
側面にも製品の写真。
反対の側面には風景写真が。上品。
それでは開封!
こちらがBeoplay H9i。
ヘッドホンのゴツゴツしたイメージはなく、スッキリしている。
それは各所の素材の使い方や色、形がそう感じさせるんだろうな。
いつもは必ずブラックを選ぶほどブラック好き(無難すぎ)なんだけど今回提供して頂いたナチュラルカラーめちゃくちゃ良い!
ブラックよりも実は洋服との相性はとても良いんじゃないかと思う。
例えば黒を中心にしたコーディネートならこのヘッドホンがアクセントとしてマッチするし、色のある洋服でもこのナチュラルカラーはビビットな色は無いので主張しすぎず、ガチャガチャにはならない。
ヘッドホン以外には説明書、USB-Cケーブル、有線接続するためのAUXケーブル、航空機用のアダプター、キャリングポーチが付属。
こちらはAUXケーブル。
有線でも使えるのはバッテリーが切れた場合などにも使用できるため、大きなメリットとなる。
この製品は最近様々な製品に採用されているUSB-C端子に対応したケーブルが付属する。
ちゃんと純正の証であるロゴも入っているのが良い。
黒いのは航空機用のアダプター。
先日、世界大会に向かう航空機内でもこの端子を使う機会があり、重宝した。
キャリングポーチにはしっかりとロゴの入った留め具がある。
これも主張しすぎていなくて上品。 ただケースはポーチではなく、ハードケースが良かった。
現在、別途ハードケースの購入も検討してる。
やはり、せっかく大切なヘッドホンをバッグの中などに入れている場合、どこで圧がかかって曲がったりしないか不安に駆られるのでこれはBOSEやSONYのヘッドホンのように多少かさばりはするけどハードケースの方が良いんじゃないかと思う。
本体はこちら。
こちらが本体のBeoplay H9i。
ブラックも良いけど、このナチュラルも格好良い。
同じシルバーカラーでもツヤありとなしを場所によって使い分けていたりするからこそ、デザインの良さが引き立ってる。
ハウジングの裏側はこんな感じ。
LとRのインパクト。
めちゃくちゃわかりやすい。
デザインを重視しながらも表からはわからない部分に機能面をしっかりとカバーしているあたりはさすがB&O。
このつやのあるシルバーにシンプルなロゴ。
結構こういったロゴのあるデザインって目立ちすぎたり、邪魔だったりするけど、このB&Oのロゴは逆に欲しい。
そしてこの艶がとてもインパクトを与えながら高級感がある。
右側のハウジング部分に電源スイッチやUSB-Cアダプタ、有線接続するジャックなどを備える。
ペアリングは電源を入れて更にBluetoothのマークの方にボタンを持っていけばペアリング状態に入る事ができて、一度接続を終えれば次回からはその接続した端末は自動的に繋がる。
この辺りの使用感は全く問題ない。
新たなデバイスに接続したければまた同じようにペアリングモードに入ってから接続。
そしてこのBeoplay H9iもEARSET同様、マルチポイントに対応している!
この機能のおかげで2台のデバイスを同時に繋いでおく事ができる為、いちいち、ペアリングで繋ぎ直す必要はなく、再生中のデバイスを一度停止して、もう一つの再生したいデバイスで再生すればそのまま流す事ができる。
主なシチュエーションとしてはiPhoneで音楽を聴きながらMacBook ProでSNSを閲覧している時に、音も聞きたい動画などが見つかったりする。
そういった時にiPhoneで流している音楽を停止してSNSにある動画を再生すればその動画の音声が流れるのでとても良い機能の一つだ。
この左右どちらか一目でわかるデザイン最高。
そしてその周りを覆っている上質なラムスキンのパッドはとても柔らかく長時間付けていても痛くならずに耳を包み込んでくれる。
ヘッドバンド部の表はシボ感のあるレザーが貼られている。
手触り、デザイン共にとても良い。
縫製に関してもとても丁寧に縫われている。
ヘッドバンド部の裏側はクッションがあり、柔らかく頭に触れる。
ただ、あまりアジャストを短くしてしまうと頭の頭頂部が痛くなってくる。
アジャスターは無段階で設定ができる。
この無段階というのがとても重要で通常だと大抵は段階でアジャスターが決められていて、結構神経質に左右両方の段階を確認しながら調整する事が多んだけど、こちらの無段階のアジャスターであれば頭に装着する際に少し、両方から引っ張れば、あっという間に頭に合わせて長さを決められる。
この快適さは結構嬉しかった。
これは装着時の負担を軽減する良い部分。
音質について。
肝心な音質についてだけど先日家電量販店で他のヘッドホンとも聴き比べてきたのでよりハッキリと言える事がある。
それは解像感。
一つ一つの音がクリアに聴けるのがこのヘッドホンの特徴の一つだと思う。
他のヘッドホンはこのBeoplay H9iと比べればややこもり気味に感じた。
それだけこのヘッドホンの解像度が細かいんだと思う。
逆に言えば中高音域が高いので「サ行」が若干刺さりやすいかもしれない。
僕自身はB&Oのアプリのイコライザで調整している。
あと結構音量を上げないとこのヘッドホンの力は出せないなと感じた。
小さめの音量だとあまり音質が良いようには感じなかった。
今回のBeoplay H9iは低音がより強くなったとの事だけど、強くなったというよりはボワっとせずに締まった低音になったように感じた。
それでいて全体的にはフラットなので結構どのジャンルでも気持ち良く聞ける事ができるんじゃないかと思う。
とにかく解像感が好きな僕としてはこのB&Oサウンドはとても好みだ。
ただB&Oサウンドといっても同じブランドの製品で結構違いがあるように感じている。
EARSETと比べても随分違う感覚になるけど、それぞれに良さがある。
使い方としては仕事に行く場合、行きは髪型を崩したくない事もあってEARSETを、そして帰りはBeoplay H9iの迫力ある音楽を聴きたくなるのでBeoplay H9iをと使い分けている。 EARSETの方はバッテリーが5時間しか持たないのでこの2つを使い分けるのは常に音楽を聴いていたい身としては安心感がある。
ノイズキャンセリングについて。
今までノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンやイヤホンは幾つか使ってきた。
- SONY MDR-1000X
- BOSE QuietComfort35
- BOSE QuietControl30
- B&O E4
他にも視聴したりした事はあるけどこれら4つは実際に所有して今まで使ってきたので一番比べやすいと思う。
このBeoplay H9iに関してはノイズキャンセリング機能に関しては先行しているBOSEやSONY製品に比べるとまだ弱いと思う。
それでも必要最低限のノイズキャンセリングはあるかなと思う。
実際、7月に世界大会参戦の為に、約16時間飛行機に乗った時に使用させてもらったけど、音楽や映画の音声を流していればノイズキャンセリング機能と相まって、飛行機の騒音は全く気にならなくなる。
Beoplay H9iを外すとすごい轟音に驚くほどだ。
もちろん、音楽を流さずに静寂だけ手に入れたい場合には物足りないかもしれないけど、音楽を流す目的であればこのノイズキャンセリング機能の性能は必要十分だと思う。
それよりも個人的にはSONYやBOSEよりも音質が優れていると感じるのでやはりBeoplay H9iを選びたくなる。
Transparency機能がとても良い!
Transparency機能というのは右のハウジング部分を下から上にスワイプするとノイズキャンセリングと音楽の再生が止まり、逆に外音を取り込み、周囲の音を聞くための機能なんだけど、これはとても便利。
もちろんヘッドホンを耳からずらせば良いんだけど、せっかくベストなポジションで耳の位置にヘッドホンを合わせたのにズラしてしまっては元も子もない。
そしてもはやズラす事すらめんどくさくなる機能だと思う。
この機能を使えば明瞭に外音を聞く事ができるので僕は本当に良く使っている。
例えば電車の中でアナウンスを聞きたい時や買い物をする時にレジでやり取りをする時には特に使う。
タッチ感度も良好で問題なくすぐにTransparency機能を使う事ができている。
正直初めは、あまり使わない機能かなと思ったけど、今となってはこの機能、外せない!
かなり便利な機能。
インテリジェンスセンサーは使っていない。
Beoplay H9iにはインテリジェンスセンサーという機能も備わっている。
これは今ヘッドホンを装着しているかどうかをヘッドホンが判別して曲の再生と一時停止をしてくれる。
曲を再生中にヘッドホンを頭から取り外すと一時停止、再びヘッドホンを装着すると再生するという便利な機能なはずなんだけど、これがどうも感度が良すぎるのか装着している最中にも曲が一時停止してしまう事が多々あった。
なので今は使っていない。
便利な機能ではあるので今後のソフトウェアアップデートで改善すれば使うと思う。
装着感について。
今までもBOSEのQuietComfort35やSONYのMDR-1000Xなども試してきたけど、このBeoplay H9iの装着感も良好。
それでも一番着け心地が良いのはQuietComfort35。
MDR-1000XとこのBeoplay H9iでは大差ないと思う。
パッド部分のラムレザーはかなり気持ち良い。
ただ飛行機に乗った時に10時間も装着していると左耳が痛くなった。
ただ、帰りには同じ時間でそのような事はなかったので装着した時のポジションは結構大事だと感じた。
あとは頭頂部にかけて当たるヘッド部分だけど、ここはアジャスターがきつすぎると痛くなりがちなので、少し余裕を持って装着するくらいが良い。
操作性について。
物理ボタンは電源のオンオフとBluetooth部分のみでそれ以外の操作は右側のアルミタッチインターフェイスでタッチ操作をする。
このタッチ操作の感度は良好で快適。
前述したTransparency機能や曲の再生と一時停止に関しては全く問題ない。
あまり使わないけど、上から下にスワイプしてノイズキャンセリングをオフにする機能もスムーズに認識してくれる。
音量の調整に関しては少し特殊。
音量アップしたい場合は時計回りに、反時計回りにグルグルとなぞると音量が下がる。
初めは使いづらく感じたが、慣れるとスムーズに音量調整もできるようになった。
Bluetooth接続について。
なぜかH9では対応していたapt-Xに非対応になってしまった。
基本的にはiPhoneを使用していてAACは使えるようなので特に問題はない。
またこれに伴う、動画視聴時の遅延も特に感じなかった。
ゲームは試していないので完全に遅延がないとは言えないけど、基本的には他の製品と遜色なく使えると思う。
音の途切れも混雑した場所でたまに一瞬途切れることもあったけど、ほとんど気になるほどではなく良好。
完全ワイヤレスイヤホンの方がよっぽど気になる。
バッテリーについて。
無線でノイズキャンセリング機能も使う状態で18時間持つ。
ノイズキャンセリングを使わない場合の無線接続で23時間。
そして有線接続でノイズキャンセリングを使った場合は24時間バッテリーが持つ。
飛行機の中での使用は有線で使うことがほとんどなので24時間も持てば本当に十分。
また充電にはUSB-C接続で2.5時間で満充電できるのでこの充電時間の速度も良い感じ。
そしてこのバッテリー、なんと交換ができる!
バッテリーの価格はやく6000円するけど、長く使いたいなら自分で気軽にバッテリーが交換できるというオプションは本当に素晴らしいと思う。
有線接続も可能。
もしバッテリーが切れてしまい、Bluetooth接続ができない場合でも有線接続が可能なのは本当に大事。
これにより音質は低音がより強く出るような印象がある。
飛行機などでは有線で繋ぐので使い分けることができて便利。
Bluetoothイヤホンだとバッテリーが切れたら使えなくなってしまうから無線、有線の両方で使えるのは安心感が全く違う!
通話も問題ない。
Beoplay H9iを装着している時このまま電話に出る事も多いんだけど、通話に関してもマイクの精度が高く、相手にクリアに声を伝えられているみたい。
どの程度良く聞こえているのか聞いてみると、携帯電話でそのまま通話しているのと遜色ないという事だったので全く問題なく装着したままの通話も可能。
Beoplay H9iの良いところ
- デザインがとてもオシャレ
- 解像感の高い音質タッチセンサーの利便性柔らかいラムレザーと程よい側圧
- アプリのイコライザで様々な音質に変化可能
- バッテリーが18時間と必要十分
- Transparency機能は結構使う
- 無段階でアジャスターを調整できる
- マイクの音質良好
- バッテリーの交換ができる
Beoplay H9iの良くないところ
- 良い音で聞く為には音量を上げる必要がある
- ノイズキャンセリングはもう少し強いとより良い。
- 価格が高い
- キャリングポーチがハードケースではないので持ち運びの時の破損が恐い。
価格は高めの設定ではあるけれど、その分B&Oサウンドとデザインが好きな方には十分に満足できる製品だと思う。
所有感がとにかく高い。
大事に使っていこうと思わせてくれる製品だ。
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