LG UltraFine 4K Displayは最高だった。
先日導入したMacBook Pro 2016。
ノートパソコンとしてはこれ単体でももちろん使いやすいんだけど、ディスプレイは13インチなので、やっぱり事務所ではより大きいでディスプレイを使いたいです。
というわけでLG UltraFine 4K Displayを導入してみたらこれが最高だったのでそれについて書いていきます。
ディスプレイ探しは本当に色々な物を見て最終的に行き着いたLG UltraFine 4K Display。
最初からこのLG UltraFine 4K Displayの存在は知っていたんだけどそれでも他に良いディスプレイがあるんじゃないかと思って色々と見てみました。
それでも最終的にLG UltraFine 4K Displayに行き着いた感じです。
重要視していたのは発色の良さとppi。
MacBook Pro 2016の発色がとても良く、文字も滲みが全くないRetina displayなので出力する外部ディスプレイもこのまま表示したいと思っていました。
勉強していくうちにディスプレイのサイズと解像度からこの画素密度(ppi)が変化する事がわかりました。
ppiについて書いているブログが少なく、基本的には作業範囲を広く取れる「解像度」を重視している人が多いみたいです。
僕は結構アプリケーションをフルスクリーンで表示してミッションコントロールだとかで画面を切り替えるような事が多いので作業できる広さというよりはMacBook Pro 2016と同じような綺麗な表示ができるディスプレイを求めていました。
そうして色々な4Kディスプレイを探していくうちに4Kディスプレイのサイズは24インチ以上しかなく、そうするとppiは高くても170くらいのものが多いです。
この170ppiくらいのものがどのくらいの表示になるのか、もしかしたら全然許容範囲かもしれないと思ったんだけどネット上だけではわからなかったので実際に店舗に足を運んで確認してみました。
「求めてるのと全然違う」やっぱり全然違いました。
遠くから見ればあまり違いはでないかもしれないけどやっぱりMacBook Proの画素密度とは大きく違い、粒状が見えます。
iMacとかが27インチで5Kディスプレイを出しているのもRetina displayをしっかり表示する為に5Kにしたのかもしれないです。
その下の4Kのものもディスプレイサイズは21.5インチにしているし。
MacBook Proが227ppiなのでこれに近くする為にはやっぱりLG UltraFine 4K Displayが最適でした。
ディスプレイサイズは少し迷った。
LG UltraFine 5K Displayという上位モデルの27インチディスプレイの方が人気。
以前27インチディスプレイを使用していてその広大なディスプレイの迫力は最高だったんだけど上の端を見る時に目だけをギュッと上を向くような状態になってしまい、疲れを感じたので今回はコンパクトな21.5インチのLG UltraFine 4K Displayを導入してみました。
結果としては最高でした!
外観をチェック!
外箱は21.5インチにしてはかなり大きめ。
特に奥行きが結構あります。
白い光沢のある箱。
for Macって入っているのが良いですね。
表面にも商品名等が記載されています。
ちゃんとppiも記載されているのは珍しいです。
これは219ppi。
前述したようにMacBook Proが227ppiなのでこれくらいなら全然目ではわからないと思います。
箱を開けるとディスプレイとアクセサリーが入った箱だけ。
Mac製品ではないけどAppleが推奨しているディスプレイだけあってシンプルな梱包になっています。
箱からディスプレイを取り出しました。
白い薄紙に覆われていて、既にスタンドがディスプレイにセットされています。だから結構奥行きのある箱だったんだ。
こちらがアクセサリー類が入っている箱。
中には説明書やケーブル、モニターアームを取り付ける際のVESAカバーが付属。
僕はモニターアームを使用するのでスタンドを外し、すぐにこのカバーに取り付け替えました。
それでもこのスタンドは惚れ惚れするほど格好良い。つや消しの黒でシンプルで上品。
その後、モニターアームはマルチディスプレイの別のディスプレイに使用し、このLG UltraFine 4K Displayにはこのスタンドを使うようにしました。
ディスプレイ本体もつや消し。
ほとんどのディスプレイの筐体がテカテカの艶があるものが多い中で、このつや消しはやっぱり良いです。
iPhoneはジェットブラックにしてしまったけど今考えればやっぱりつや消しの方のブラックの方が良い。
背面には電源ポートとUSB-Cポートが4基搭載されています。
一番右のUSB-Cポートは付属のUSB-CケーブルでMacBook Pro 2016に繋ぐ事でディスプレイの出力と充電もできてしまうので最高すぎます。
これが他のディスプレイにはないMacBook Pro 2016に最適なディスプレイである事がわかります。
ただ残念なのは残りの3基のUSB-Cポート。
なんと480Mbpsまでしか対応していません。
これに外付けHDDを繋いでデータのやり取りだとかもする予定だったのでこの速度は心許ないです。
27インチの5Kの方はちゃんと早いんだけどなー。これは残念な点。
スタンドもシンプルに作られていてディスプレイ角度も変えられるし、上下に高さを変更することも可能。
このように片手でも難なく下げる事が出来るほどスムーズ。それでいてもちろん勝手に下がってしまうほどの柔らかさではないのでよく作られてると思います。
実際に電源ケーブルとUSB-Cを繋いでみたところ。
問題なく刺しやすいけど、壁際に少し余裕がないとケーブルが折れ曲がってしまうのでその点は注意が必要です。
実際にMacBook Proからディスプレイを出力してみた!
発色最高!そしてイメージしていた通り、ppiが高いのでMacBook Proの画面がそのまま大きなディスプレイに映し出されたように鮮明に文字一つ一つが表示されます。
もうppiはこれ以上じゃないと使う気になれないかもしれない。
このppiを実現する為に21.5インチという小さめなディスプレイサイズに4Kを積んだんだろうし、更に一般的な4Kディスプレイよりも解像度を高くして作っているところが素晴らしいです。
4K解像度というと横4000×縦2000前後のことをいうんだけど、調べると一般的な4Kディスプレイは3840×2160で作られている物がほとんどでした。
それに対し、LG UltraFine 4K Displayは4096×2304と驚異的な解像度を持つ。そのおかげで作業スペースも増し、鮮明な映像や写真、文字を映し出してくれます。
僕にとっては一番重要視した部分で、この画質を求めている人も多いはず。
この写真はMacBook ProをLG UltraFine 4K Displayの下において縦並びのデュアルディスプレイにしているけど現在は安価なLGの21.5インチのディスプレイを追加してMacBook Proを閉じてのクラムシェルモードにしてデュアルディスプレイかMacBook Proのディスプレイも使ってのトリプルディスプレイで構築しています。
デュアルかトリプルかにはまだ迷い中。
トリプルディスプレイはめちゃくちゃ快適なんだけど圧迫感はあったり、MacBook Proだけディスプレイサイズが違って違和感を感じるため今の所はデュアルディスプレイで作業している事が多いです。
MacBook Proとの相性抜群。
元々はこの発色とppiを重視して導入したんだけど更にそれに加え、MacBook Proとの親和性の高さは思ったより良かったです。
LG UltraFine 4K Displayは電源ボタンなどは一切なく、通電すればディスプレイが映る仕様なのでMacBook Proをスリープ運用して、LG UltraFine 4K Displayの電源ケーブルを電源タップに繋いだ状態にしておき、電源タップのスイッチをONにするだけですぐにディスプレイが映るのでこの一つの動作だけですぐに作業を始められるのはとても快適。
MacBook Pro 2016で外部ディスプレイを使用するならこれ以外考えられない。
21.5インチというサイズについて。
27インチは自分にとっては大きすぎる感じがしました。(それでも映像を見た時の迫力は圧倒的に大きい方が良いので気にはなります。)
今回選んだ21.5インチというサイズは遠くから見ると「小さい!」と感じるけど画面の前に座ると十分な大きさで一目で画面全体を見渡せるメリットは思いの外大きいです。
これを同じサイズのマルチディスプレイで構成する事で物理的に解像度を増す事が可能なので作業スペースとしても広く、快適に作業できます。
LG UltraFine 4K Displayは価格が上がってしまった。
自分が導入した時と比べて価格が25000円ほど上がってしまいました。
上がったというよりは導入した時がセール中だったのでお買い得でした。
またもしかしたら価格が下がる事もあるかもしれないです。
それでもMacBook Pro 2016を持っている人ならこのディスプレイが間違いない。
Appleは新たなディスプレイを製作中?
Appleは今回、LG製のディスプレイを打ち出していわば「外注」という形でMacBookシリーズに合うディスプレイを出したわけだけど、先日開催されたWWDC2017の後には「ディスプレイを製作中」と改めて強調してるみたいですね。
登場は2018年じゃないかと言われているがその新たなディスプレイにも期待したいと思います。
だけど価格は高くなりそう。
もし純正にこだわりがないのであればやっぱりこのLG UltraFine 4K DisplayまたはLG UltraFine 5K Displayがオススメ。
多分純正のディスプレイは本体やスタンドなど黒で仕上げる事はないと思います。
先日発表されたiMac Proはスペースグレイで作られていたのでその色味の展開はあるかもしれないけど、このLG UltraFine 4K Displayようなつや消しブラックに僕は惹かれました。
全体的に黒で構成するのが好きなのでとてもマッチしています。
LG UltraFine 4K Display良くないところ。
このLG UltraFine 4K Displayの良くないところといえば、一つは前述した3基のUSB-Cが480Mbpsまでしか対応していないです。
これがLG UltraFine 5K Displayだと5Gbpsに対応している為、ここは頑張って欲しかったな。
外付けのHDDを利用していてデータを転送する時なんかは遅く感じます。
もう一つは色の対応。
LG UltraFine 5K Displayは数十億色以上対応しているのに対し、LG UltraFine 4K Displayはたったの数百万色以上と、かなりの差がある事がわかります。
この辺りもできればもう少し近づけて欲しかったです。
と言ってもそれを感じさせないほど綺麗ではあるけど。
あとはベゼルの太さ。
近年展開されているディスプレイはどんどんベゼルレスになってきてとてもスタイリッシュ。
それに対し、LG UltraFine 4K Displayのベゼルは一昔前のディスプレイのようにベゼルが太いです。
この部分はもっと細くして欲しかったです。マルチディスプレイで構築する時もベゼルレスであればディスプレイとディスプレイの境目をできるだけ少なくシームレスに表示できるようになる為、それは実現して欲しかったです。
まとめ
最後には色々と良くないところも書いていったけど、基本的にはこのLG UltraFine 4K Displayには大満足。
しばらく外部ディスプレイはこれでいけると思います。
これだけ鮮明に表示できるディスプレイは今の所、このシリーズとiMacくらいだろうし、MacBookシリーズとの親和性が非常に高く、ストレスフリーになる事間違いなし。
とても使いやすく満足している商品です。
やっぱり毎日作業時に見るディスプレイは見やすい方が良いし、単純に見ていてとても気持ち良い。
良い道具はやっぱり良い。これからもこのディスプレイと長く付き合っていきたいと思います。
更に大きいディスプレイが好みな方はLG UltraFine 5K Displayが間違いないでしょう。
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